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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
FAIRYTALE in PERSEUS
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。
「目覚めろ“アルゴールの魔王”!!」
次の瞬間、蛇の髪を持ち、拘束具によって体を拘束されている、巨大な女の化物が現れる。
「ra、GYAAAAAaaaaaaa!!」
「あれが元魔王様か。十六夜、あいつは譲ってやるよ。俺はあのお調子者をつぶす。」
「俺もそっちのほうがありがたいな。ぜひ、元魔王様の実力を知りたかったしな!!」
十六夜は嬉々としてアルゴールのほうに向かう。
「さて、あんたの相手は俺だ、ルイオス。」
「ふん。空も飛べないやつが何を・・・」
「落ちろ!!」
水にのって飛んだ一輝は、ルイオスの台詞をさえぎり、後ろから踵落としを放つ。
「な、いつの間に!」
「俺も空を飛べるんでね!」
避けられたので、次は妖刀で切りかかる。
「オマエのギフトは水を操る類か!」
「そんなオマエにこんな攻撃!」
一輝は水、火、空気の三つを刃にして放つ。
「水だけじゃないのか!」
反撃をしないとまずいと思い、ルイオスも炎の矢を放つが・・・
「自分でくらいな!!」
それを一輝は操る。
炎は一輝の支配下にある。
「じゃあ・・・こっからは思いっきり行くぞ!!」
一輝は攻撃に使えるものを大量に、絶え間なく放ち続ける。
「くそっ。このままだと・・・」
そこで、ルイオスはアルゴールのほうを見て、極めつけに凶悪な笑顔を浮かべ、
「アルゴール!!この二人に石化の威光を!!!」
石化のギフトを解放する。
十六夜のほうと一輝のほうに褐色の光が向かってくるが・・・十六夜は、
「ハッ、しゃらくせえ!!」
褐色の光を、踏み潰した。一輝は、自らの前にお札を一枚掲げ、
「禍払いの札よ、蛇を喰らい、邪を払わん!!」
その光を浄化し、ただの光へとかえる。
「・・・予想以上に弱い?」
「まさか、“星霊”の力がこんなものなわけないだろ。」
「いえ、これ以上のものは出てこないかと。」
黒ウサギが口を挟む。
「おそらく、ルイオス様は、星霊を支配するには未熟すぎるかと。」
「なるほどね。だから拘束具につながれてたのか。」
「となると・・・もう終わりか。」
「なんというか・・・」
「「予想以上に弱かったな。」」
一輝と十六夜の意見が一致する。
「鳴央、そこのでかいのを神隠しに会わせといてくれ。」
一輝は戦闘に参加していないメンバーのところに行き、鳴央に頼む。
「はい。“奈落の穴”。」
黒い穴に、アルゴールが飲み込まれる。
「さて、これでオマエには全ての戦力がなくなったわけだが・・・このままゲームに負けたらどうなるか・・・解ってるんだろうな?」
「そこの吸血鬼が目的じゃないのか!?」
「そん
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