第十話 アスランの立ち位置
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いたグーン部隊も苦戦を強いられおり、下手すればすぐにでも撃墜されるような状況だ。
『援護が来たか。ありがたい!』
『ハッ、そんなんでこの僕をやろうって?なめんなよコラァ!!』
早速とばかりにやってきた二機に対して攻撃を仕掛けてくる。防御するのは自殺行為だと予測した彼らは回避に徹し、VPS装甲にも有効であるレーザーライフルで攻撃を仕掛ける。
『へえ、意外とやるじゃん?だったらもっと僕を楽しませろよォ!』
一方で空の戦場も状況を変え始めていた。アスランの駆るセイバーはカオスを翻弄し、インパルスも次々とウィンダムを撃墜していく。ミネルバやマーレ機の援護、さらにはウィンダム部隊の士気の低さもあってかうまく連携を取ることも出来ずあっさりと数を減らしていた。
そして、徐々に地上に近づいていくとそこに待機してたであろうガイアがインパルスに襲い掛かる。
『こいつ、また!』
『今日こそ……落とす!』
海中での戦闘もショーンとデイルも出撃し、アビスを翻弄していく。
『こいつらァッ!?』
アビスはMA形態に変形し、一気に加速して囲んでいた敵から逃れる。それを追いかけようとしたグーン。だが、アビスは構造上後ろについていた連装砲を放ち、逆にグーンを撃墜する。
『そろそろ潮時かね?お前ら、撤退するぞ!』
スティングとステラはその言葉を聞いてすぐさま撤退を開始する。だが、一人水中で戦っていたアウルは何で、とばかりに反論する。
『こっちに来てたウィンダムが全滅したんだよ。いくらなんでも空の敵押さえてなくちゃきついでしょ?』
『何やってんだよ、ボケ!』
『そういうなよ、お前だって大物は仕留めてないだろ』
『じゃあ、落としてやるさ』
そのままMA形態でニーラゴンゴに向かっていくアビス。意図に気付いたMS隊はすぐに止めようとするが遅かった。
『貰いッ!!』
魚雷を発射し、ニーラゴンゴは直撃を受け、爆発する。アビスはそのまま勝ち逃げとばかりに撤退していった。
◇
戦闘が終了し、シン達が帰還した中、アスランはシンに近づき、平手打ちをする。
「殴りたいなら構いやしませんけどね。けど、オレは間違ったことはしてませんよ。あそこの人たちだって、あれで助かったんだ!」
シンはガイアとの戦闘を終了した後、強制就労させていた市民に向かって発砲した連合歩兵をみて、連合歩兵に対して攻撃を仕掛けたのだ。それを見たアスランはMSに対する戦闘力を持たない連合兵に対して攻撃するなと言ったのだが、シンは聞き入れず、そのまま市民を救ったのだ。
そのことに対してアスランは叱責する。
「戦争はヒーローごっこじゃない!力を持つものなら、その力を自覚しろ!」
そう言
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