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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−SuperAnimalLearning−
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恐らく自分の兄と同じ行方不明者になっていないか心配なのだろう。
「俺も行く。三沢、クロノス教諭に理由を説明しておいてくれ。」
「待ってくれ。なら、二人とデュエルした俺と遊矢が行くべきだろう。明日香くんが残ってくれ。」
三沢の言うことはもっともで、行方不明者の件はあまり公に出来ないせいで明日香は反論が出来ていなかった。
「それじゃ駄目だ三沢。明日香が残っても、クロノス教諭を納得させるアドリブは無理だ。」
「そっ、そんな「(合わせろ馬鹿!)」…三沢くん、お願い出来ないかしら。」
「…分かった…だが、帰って来たらきちんと説明を頼む。」
授業開始の時間が迫っていた。
急がなければ、クロノス教諭に見つかる。
「ありがとう三沢!頼んだ!」
後のことは三沢に頼み、俺と明日香は外へ走り出した。
こうして俺は、3日間連続で授業を休むこととなった。



「万丈目ー!高田ー!」
「一回負けた程度で、情けないわよー!!」
「酷いな明日香…」
こんな感じで二人を探しているのだが、全く見つからない。
この島が広いとは言っても、行方不明になるほどじゃないはずだ。
「やっぱり、二人とも行方不明者に…」
「まだ森も探し終わってないだろ。そんなこと言うのは速い。」
予想通り、明日香は万丈目と高田が行方不明者になっていないか心配していた。
「…そうね。今度はあっちを探しましょう。」
二人で森林を歩いていく。
「まったく、何を考えてるんだ?あいつら…」
いい加減溜息をつきたくなったその時。
ガサガサと草が揺れた。
「…万丈目か?高田か?」
草の向こうにいる人物は答えない。
「いい加減にしなさい!」
明日香が草の方へ近づくと。
草から何かが飛び出して来た。
「猿!?」
何だか機械がついていたが、確かに猿。

「ウキー!!」
「きゃあっ!!」
猿が明日香に飛びかかり明日香を持っていった。
「何が…起きた…?」
状況確認。
行方不明になった、万丈目と高田を捜していた俺と明日香。
そこに、機械をつけた猿が出現。
明日香を持っていった。
以上のことから導き出される結論は…
「明日香が猿にさらわれた!」
それしか分からず、とりあえず明日香と猿を追いかけた。



猿は速いが、追いかけるのは簡単だった。
なにせ明日香を運んでいるし、その明日香がキャーキャー叫ぶからな。
キャーと叫ぶ明日香にギャップという名の萌を感じながら猿を追いかけた先は、崖。
まさに崖っぷち。
…誰が上手いことを言えと。
「遊矢!」
明日香は崖の落ちるか落ちないか、というところで人質なっていた。
あの機械猿は何がしたいんだ?
てか、何者だ?
「いたぞ!」
今更ながら考えていると、黒服にサングラスのマフィアみたいな人たちと博
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