約束と決闘と
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午前九時
今日の気象設定は薄曇りだ
今のアインクラッドの暦は秋の深まる《トルネコの月》だ
俺は七十四層の主街区ゲート広場でアスナを待っている
ちなみにキリトは隣で眠そうにしている
そのキリトが眠そうに言った
「来ない……」
「あぁ…そうだなぁ…もう十分なのになー」
キリトが眠そうにゲートのほうを向く
「きゃああああ!よ、避けて!」
あ、アスナが降ってきた
それもキリトの方に
普通は地面にでるはずなんだがなぁ
「うわあああああ!?!?」
「な……な……!?」
受け止める間もなくキリトにアスナが衝突した
あ、キリトの頭が地面にぶつかった
そしてキリトはアスナをどかそうとしたのか右手でアスナを掴んだ
胸を
多分、キリトは上に乗っかってきたのがアスナとは知らないだろう
「……??」
そしてキリトはアスナの胸を二、三回揉んだ
何やってるんだキリト………
まぁ、耳を塞いでおこう
「や、やぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」
大音量の悲鳴があがり、またキリトが頭をぶつけた
耳塞いどいてよかったー
そしてキリトは気づいたみたいで
「や……やあ、おはようアスナ」
アスナがキリトを睨み一瞬殺気をだした
「なん?」
ゲートが青く発光し新たな人影がでてきた
そして光が消え去り、白いマントに赤い紋章…血盟騎士団のユニフォームを着こみ、やや装飾過多気味の金属鎧と両手用剣を装備している、クラディール、昨日アスナに付き従っていた長髪の護衛だ
ゲートから出たクラディールは、キリトと背後のアスナに目を留めると眉間と鼻筋に刻み込まれた皺をいっそう深くした
「ア……アスナ様、勝手なことをされては困ります……!」
うわ、こいつのせいで一気に冷めたわ
せっかくキリトとアスナの漫才面白かったのにぃ
「さあ、アスナ様、ギルド本部まで戻りましょう
「いやよ、今日は活動日じゃないわよ!……だいたい、アンタなんで朝から家の前に張り込んでるのよ!?!?」
アスナがキレ気味に言う
「ふふ、どうせこんなこともあろうと思いまして、私一ヶ月前からずっとセルムブルグで早朝より監視の任務についておりました」
ストーカーって怖いな……
それに年の差が…アスナはまだ学生だろうしクラディールは二十か三十ってとこだろ?
学生に手を出しちゃいけないよなー変態め…
「そ……それ、団長の指示じゃないわよね?」
「私の任務はアス
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