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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第01話
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たのは金髪の綺麗なロールをしている髪の女子だった。出身国はさっき言ったとおり、イギリスらしい。
まぁ、この学園国家組織に属するらしく、生徒は日本だけでなく世界各国から(ISを持っている国限定)集まっているいるから、驚くことはないんだよな。というか、あの髪セット大変だろうな。

「私は篠ノ之箒だ。よろしく」

今度は黒髪のポニーテールの女子が話しかけてくる。
あれか、転校生だから品定めとかそんな感じか?『お?ここは女子の花園なんだから調子乗ったら分かってるよな?お?』って感じか……。うわ、怖い。IS学園、怖いよ。つか、女子校の女子、怖っ!
ここは無難に返しとくか……。怖いし。

「こちらこそよろしくね」

ニコッ、という効果音が付くくらい綺麗な笑顔を付けて返事をした。
営業スマイル付きで返せば何とかなるだろ、うん。

―――キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴り、みんな席に戻っていった。

「話はまた後で」

オルコットさんはそう言って席に戻っていった。うーん、しばらくこんな感じで絡まれるのかな……。
そう考えると、ちょっと欝だな、と思った俊吾だった。

◇   ◆   ◇   ◆

「え〜、では、今日はISでの移動についての応用について説明しますね」

チャイムが鳴ってから少したってから来た山田先生はそんな事を言い始めた。って、いきなりの応用ですか……。って、当たり前っちゃ当たり前か。
現在、4月末。初旬から基本事項を(今回は移動について)学んでいたら、そろそろ応用に入っても問題はない。

「移動の応用と言っても、実践は出来ないので今回は軽く教えるくらいですけどね」

そう言いながら、黒板を操作して何かの動画を再生した。

「これは、瞬間加速(イグニッション・ブースト)と言って、シールドエネルギーを消費してIS自体の運動性能を上げる操作です。これは、織斑くんが(ファン)さんとのクラスマッチで使いましたね」

へ〜、これを織斑が……。不器用そうに見えて意外とそうでもないのか。
そこで、山田先生と俊吾の目があった。

「あれ……もしかして、大海君分からなかったりするかな……?いやでも、織斑君が分からなかっただけで普通は分かるよね?大海君は分かっててくれるよね?」

何か後半は全然何を言っているのか分からなかったが、分からないか心配してくれてるのか。まぁ、この人はいい先生か……。

「いえ、大丈夫ですよ、先生」

「本当?嘘じゃないよね?見栄張ってたりしないよね?」

何故こうも疑り深いのか……。面倒だけど、理由話しといたほうがいいか……。
心の中で溜息を付きながら俊吾は答えた。

「はい。そもそも俺、元からISの開発部かメカニックになろうと思っていたので、こ
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