番外ネタ その1 苦労して得た物はどんな下らない物でも素晴らしい
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あげましょおおおおおおおおお!」
狙いをなのはに絞り、そのパワーを拳に込めて叩きつけようと迫ってきた。
星一つをぶち壊すほどの威力の篭った一撃だ。人間などひとたまりもない。
ブスリ!
そんな音が響いた。見れば、ブリーザの手には先ほどなのはが焼き芋を焼く際に使っていた串が深く突き刺さっていたのだ。
「いってええええええええええええ!」
刺さった箇所から血を噴出し、涙目になりながら手を押さえるブリーザ。そんなブリーザの前には、焼き芋を食べながら串を手に持つなのはの姿があった。
「星一つ壊せる力を持ちながら、たった一本の串は殺せないみたいだね」
「そ、その言葉……まさか、貴様あの伝説のスーパー地球人!?」
ブリーザの脳内に浮かぶ光景。それはかつて自分に挑んだあのスーパー地球人の姿が浮かび上がった。
だが、所詮はブリーザの脳内なのでなのは達には見えないのだが。
「そう、私こそ、穏やかな心を持ちながら激しい怒りにより目覚めた伝説のスーパー地球人!」
「おい、ちょっと待ててめぇら」
「「ん?」」
ふと、土方が呼び止める。それに反応し振り向くブリーザとなのは。
「何お前等某メガヒット漫画のぱくりやってんだよ。しかも完成度低いし。もうちっとマシな真似出来ねぇのかよ?」
「あれ? 違ったっけ? 確かこの後、【スーパーサ○ヤ人、孫○空だああああ!】って言って激しいバトルに入るんだったよねぇ」
「そうそう、私もあれ見てたから分かる。あれメッチャ面白かったからね。私全巻持ってたし」
「おい、悪の帝王口調が変わってるぞ。もう雰囲気ぶち壊しだぞ」
既に悪の帝王の貫禄ゼロであったのは確実である。もう色んな意味で雰囲気ぶち壊しであった。
「まぁ良いや。それより煙草頂戴。ハメック星滅ぼしたんだから持ってるんでしょ?」
「な、何の事かな? 私にはさっぱり分からないが」
「急にキャラ作り出したよ。本当今更だよお前」
突然キャラを作り出し貫禄を出してみせるブリーザ。しかし、そんなブリーザの額に容赦なく串が突き刺さった。
「あふぅっ!」
「惚けたってだめだよ。早く出してよ煙草」
「こ、このブリーザ様に手を出して、只で済むと思うなよエテ公が!」
再び刺される串。今度は足の裏にブッスリと突き刺さった。
「ひぎぃっ!」
「御託は良いよ。それより早く煙草だして煙草! 早くしないとゴールデンタイムのアニメ見れなくなっちゃうよ」
「ま、待て! 話せば分かる。そ、そうだ! 貴様に私の持っている支配地の半分をやろう! だから、だからそれで手を打って―――」
またしても串が突き刺さる。今度は胸板に突き刺さられた。
「いやぁん!」
「星なんて要らないよ。それ
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