番外ネタ その1 苦労して得た物はどんな下らない物でも素晴らしい
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の笑みを浮かべて威圧感を出すブリーザ。しかし、二人共全く動じてない。
覚悟を決めてきたからだ。このブリーザを倒す。
そう覚悟を決めてきた二人に、威圧感など全く通じなかったのだ。
「ねぇ、あれ間違いなくフ○ーザの偽者だよねぇ。パチモンだよねぇ」
「しっ! 其処は黙っておいてやれ。あいつ自身も結構気にしてるんだろうしさぁ」
「え〜、でもあの言動間違いなくフリ○ザを意識してるよ。でもあれから出てくる空気ってどう見ても三下位の空気にしか見えないよ。所詮これってギャグパートだしね」
「馬鹿っ! これをシリアスパートだと思って見てた読者が居たらどうすんだよ! 雰囲気ぶち壊しじゃねぇか」
ヒソヒソと語り合う二人。はっきり言ってブリーザは蚊帳の外であった。
「フフフ、この私を無視して何の話し合いですかな? 逃げ出す算段ですか? それとも念仏でも唱えてたのですか?」
「ううん、あんまりにも君が地味だからやる気なくなっただけ」
「ふっ、怖い物知らずなお嬢さんだ。では、見せて差し上げましょう。私のフルパワーを!」
なのはの言葉にイラッと来たのだろう。額に青筋を浮かべて構えを取るブリーザ。
「え? いきなりフルパワーに行っちゃうの? 普通其処は何回か変身して、それでフルパワーに行くべきじゃないの?」
「そんな面倒な事はしません。私は常に全力全開で行く主義なのでしてね」
「つまり、君って弱いんだ」
「つくづく癇に障るお嬢さんだ。そんなに死にたいのなら、見せてやるぞこの蛆虫共がああああああああああ!」
怒りの雄叫びを挙げ、全身から不気味な色のオーラを放ちだす。そのオーラは辺りの空気を吹き飛ばし、大気を捻じ曲げるほどに強力だったのだ。
「どうですか? この絶大なパワーに恐れをなしましたか?」
普通ならそうなるだろう。そうブリーザは思っていた。
だが、それに対し、なのはは串に刺した焼き芋を近づけていた。
「ねぇ、もうちょっとパワー上がんない? これじゃ芋焼けないよ」
「わ、私のパワーを使って芋を焼くとは……貴様は何所までこのブリーザ様をコケにすれば気が済むと言うのだああああああああ!」
怒りにより更にパワーが増大していく。もうこのパワーだけで干し一つを崩壊出来る程にも思えた。
が、それに対して全く動じない二人が其処に居た。
「あちっ、あちっ! わ〜い、焼けた焼けたぁ」
しかも、なのはに至っては増大したパワーのお陰で焼けた焼き芋を美味しそうに食べてる始末であった。その光景が更にブリーザの怒りを増大させていく羽目になるとは、彼女自身思いもしていないだろう。
「この私を此処までコケにしたのは、この宇宙が始まって以来、貴方だけですよ。その無謀さに免じて……貴方を先に殺してさし
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