暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic18悲劇の幕引き、未来への幕開け〜JudgemenT〜
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典で防いだテスタメントの背後から「せいっ!」わたしは斬りかかる。
――烈渦――
だけど、わたし達の攻撃が当たる前に第四聖典が床に打ち付けられて、また噴き上がった炎がテスタメントを護る。火の粉が頬に触れたから「熱ちち!」慌てて払いつつ後退。もし火傷の痕が残ったら訴えてやる。
「(大した火力だけど・・・)絶つッ!」
≪Explosion≫
――光牙裂境刃――
カートリッジを2発ロード。刀身に障壁・結界破壊特化の魔力を纏わせて縦一線に振り降ろし、魔力の刃を放つ。その魔力刃がテスタメントを護る炎の渦を斬り裂いて、霧散させた。驚きに目を見開くテスタメント。
――閃駆――
この好機を逃さないためにまた閃駆で接近を試みる。クロノも負けじと、「スティンガースナイプ!」1発の魔力弾を発射。操作性能ランクSの、1発で複数の標的を殲滅する魔法だ。ものすごい速さで螺旋を描きながらテスタメントを襲撃し続け、「うっとおしい!」翻弄する。
その間にもわたしは“キルシュブリューテ”の連撃で、テスタメントを押し続ける。ほぼ完璧に剣閃を見切られて第四聖典で捌かれちゃうけど、クロノの援護のおかげで反撃の隙を与えずに済んでる。
「(そうだ。この際だから・・・)テスタメント部隊のこと、ちょっと教えてよ」
「教えるわけないじゃない・・・!」
うっとおしそうにクロノの魔力弾を避けながらもわたしの斬撃に対処するテスタメント。
「じゃあ、レーゼフェアとシュヴァリエル、って知ってる・・・?」
「・・・知らない」
今の間は何を意味する? 思い出すために費やした間か、それとも動揺から生まれた間か。表情や動きからじゃ判り辛い。この子、結構表情が豊かなのにポーカーフェイスのレベルが高すぎ。
「スナイプショット!」
クロノが弾速上昇のキーワードを告げた。さらにテスタメントの周囲を高速で飛び回って、フッとあの子の目の前を横切った。ナイスだよ、クロノ。ホントに一瞬だけど、テスタメントの視界を奪った。これぞ最大の好機。
「
刺
(
シ
)
ッ!」
刺突を繰り出す。テスタメントは左手に持ち替えた第四聖典でわたしから見て向かって右へ逸らして対処。間髪入れずにわたしは跳び上がって、テスタメントの頭部、その左側へ跳び蹴りを繰り出す。わたしの蹴りを右腕で受け止めたテスタメントだけど、これで両腕は塞がった。空いてるわたしの右足でテスタメントの顔面に向けて踏み蹴り。
「っと・・・!」
テスタメントは後ろに倒れ込むように反り返って避けた。全部見切られて避けられるってかなりショックだけど、ま、ここまでやったんだから・・・
「当ててよクロノ!」
「ああ!」
頭上から力強い返事が。クロノは宙に居て、ストレージデバイス
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