暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic18悲劇の幕引き、未来への幕開け〜JudgemenT〜
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言ったところで、「テスタメントぉぉぉぉッ!」アルフが殴りかかった。だけど直前に張られたバリアの前にアルフの拳打は防がれて、さらにバリアが爆発してアルフも吹き飛ばされた。

「向かって来るなら容赦はしないって言ったよアルフ。で、どうする? 高町なのは。渡す? 渡さない?」

改めて訪ねてきたテスタメントに「渡せないよ。どうしても欲しいなら、本当に目的を教えて」ってなのはが“レイジングハート”を向けながら答えた。

「前にも言ったでしょ。人ひとりの命を救う。そのためのジュエルシード。どんな医療技術でも、どんな医療魔法でも救えない・・・!」

テスタメントの目に確かな、強い感情が宿るのが解った。本当のことを言ってる。問題は、それがテスタメント部隊の総意か、あの子自身だけの意思か。普通に考えれば前者だろうけど。でもそれならどうして複数人で来ないのか。疑問は尽きないけど、それを知るのはとっ捕まえてからでも遅くないか。

「これ以上は何を言っても理解してくれない。だから・・・」

――サイズスラッシュ――

「テスタメント!!」

今度はフェイトが、何かを言いかけてたテスタメントに襲い掛かった。テスタメントは振り下ろされた魔力刃を半歩下がることで避けて、フェイトの結われた髪を一房掴み取った。そして「――あとは力づくしかない」って、フェイトのお腹に膝蹴りを入れた。

「ぐふっ・・!?」

「「フェイトちゃん!」」「「フェイト!!」」

「イリス! テスタメントを力づくで押さえる!」

「指示が遅いよクロノ!」

「交渉は決裂。いいよ、かかっておいで」

テスタメントが凶悪な笑みを浮かべて、フェイトをアルフに向けて放り投げた。なのはとアリサとすずかはお腹を蹴られたことで咽てるフェイトと、フェイトを抱き止めたアルフの元へ駆け寄る。そしてわたしとクロノは、テスタメントの身柄確保の為に遅めの戦闘行動を開始。

――スティンガーレイ――

――光牙閃衝刃――

クロノが高速の魔力弾を6発放ち、私は“キルシュブリューテ”の刺突から発生する魔力の槍を放って、テスタメントに仕掛ける。テスタメントは「第四聖典、起動」右手に十字架――第四聖典を携えて、

「足りないよ、それだけじゃね!!」

――魔王炎撃波――

炎を纏わせた第四聖典を振り上げたことで生まれた炎の斬撃によって2つの攻撃を防いだ。互いに速度を特化させた低威力な魔法だったけど、こうもアッサリと防がれるなんてさ。

――閃駆――

(ならちょっとギアを上げちゃうよ!)

高速歩法・閃駆を使って、一瞬にしてテスタメントの背後に回り込んだ。そしてクロノがテスタメントの正面から「ブレイズキャノン!」砲線の短い砲撃を撃った。前に掲げて盾とした第四聖
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