暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic18悲劇の幕引き、未来への幕開け〜JudgemenT〜
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の手を振り解いて、プレシアとアリシアの元へ走る。テスタメントが向かって来るフェイトを目で追っているのが判った。ダラリと下げてる遅れて右手をゆっくりと動かし始めると、「フェイトちゃん!」なのはが注意するように呼びかけるけど、まるで聞こえてないって風に無視。
――スティンガーレイ――
「動くな!」
クロノの制止の声と同時に放たれた牽制の魔力弾が、フェイトとテスタメントの間に着弾する。テスタメントは手を止めて、「別に傷つけるつもりはないよ」って少し離れた、階段状に並んだ円柱に立つクロノの方へ顔を向けた。
――デュアルクリスタルケージ――
「え・・・!?」
確かにあの子の言う通り二重の四角錐型の捕縛結界でプレシアとアリシアを閉じ込めただけだった。それを見たフェイトが結界に駆け寄って「母さん!」結界を両拳でガンガン叩く。
「私の目的はあくまでジュエルシード。下手に傷つけるつもりはない。ただ、向かって来るのなら・・・容赦はしない」
――烈渦――
テスタメントの足元に展開された銀色の魔法陣から炎が噴き上がり、炎の中に佇む構図を作った。
「テスタメント! 母さんを放して!」
フェイトがテスタメントを睨み付けて怒鳴った。
「悪いけど却下。本音を言うとさ、ちょっとイラついてるんだよね。プレシアに。だってそうでしょ? この私を殺そうとしたんだからさ!!」
――煉弾――
テスタメントを覆っていた炎が無数の火炎弾となって結界を襲撃、フェイトとは反対の面に着弾させて爆発を起こさせる。それはプレシアへ向けた怒りの一撃。フェイトがその衝撃で吹き飛ばされると、「フェイト!」アルフが駆け出して、床に滑ったフェイトを抱き起す。
「テスタメント! あんた、何してんのよ!」
「フェイトちゃんと仲間だったんじゃないの!」
アリサとすずかが怒鳴る。なのははフェイトの様子に声が出ないようだ。さすがにこれ以上は黙っていられないか。わたしはなのはの側に寄って「どういうつもり?」って“キルシュブリューテ”をテスタメントに向けた。
「ジュエルシード同盟は回収し終えるまでのモノだよ、仲間になった憶えなんてない。それに元よりフェイト・テスタロッサからもジュエルシードを奪う予定だった。まぁ、グランフェリアに殺されかけ、プレシアに奪われたのだけは予定外だったけど。そう。少し狂ったけど、やることは変わらなかった。プレシアから奪い返し、高町なのはからも奪う」
(まぁ、そんなところだと思ってたけど。でもフェイトはその様子からしてちょっとは信じてたみたいだし。キツイなぁ、プレシアに拒絶された後にテスタメントの裏切りか)
テスタメントが無傷な結界、ショックに瞳を揺るがせてるフェイト、最後にまたなのはを見てそこまで
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