暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic18悲劇の幕引き、未来への幕開け〜JudgemenT〜
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めてくれてる。あの子たちの居る高度にまで降りて、私の今を伝えようとしたけど声が出ない。
「っ・・・!」
そんな私の手にあの子たちがそれぞれ手に添えてきた。そして向けて来るのは笑顔で。戸惑いがあるけど、それ以上に温かさがある。今なら言える。「私は――」言いかけたところで、ドンッ!と大きな音と一緒に壁が破壊された。
「ああもう。せっかく良いところだったのにさ。空気読め!」
アルフが不機嫌そうに怒鳴る。崩落する瓦礫の中、壁に開いた穴から特大の巨人の上半身だけが姿を現した。うん、上半身だけで下半身――足は無い。下半身は円盤状で、上半身には両腕と背中から伸びる砲身がいくつも有る。
「うげっ! 今までの中で一番デカいわよ!」
「大型の傀儡兵。防御力がかなり高い」
「そっか。じゃあ私たちみんなでやれば問題ないよね」
「うん。私たちが力を合わせれば、どんなのが相手でもきっと・・・!」
私に集まる視線に「合わせよう、私たちの力を」って応じると、3人は本当に嬉しそうに微笑んでくれた。アルフもまた「うんうん」ってちょっぴり涙を零しながら頷いて、「あたしゃ邪魔になるだろうから」って離れて行った。そんな私たちに向けられて砲撃が6本と放たれきた。一斉に散開して、断続的に放たれてくる砲撃をかわす。
「まずは厄介な砲身を潰す」
「「「うんっ!」」」
“バルディッシュ”をサイズフォームにして、「ハッ!」魔力刃――アークセイバーを一番大きな右腕の砲身へ放つ。それと同時、「フレイムウィップ!」赤い子が炎の鞭を払って、私とは逆の左腕の砲身に当てた。だけどなかなか断ち切れない。そこに、「シューット!」白い子と紫色の子の掛け声と一緒に、
――ディバインシューター――
――フローズンバレット――
計12の魔力弾が両腕に着弾。私と赤い子の攻撃と合わせたことで両腕のバリアが砕け爆発、両腕は崩壊した。だけどそれで終わりじゃない。まだ4本の砲身が残ってる。それらがチャージを始めた。発射される前に潰さないと。私たちは横一列に並んで・・・
「ディバイィィン・・・」
「サンダー・・・」
「バスタァァ・・・」
「フレイム・・・」
砲撃が同時に4本と放たれた瞬間、
「バスタァァァーーーーッ!」
「スマッシャァァァーーーッ!」
「ラァァーーーッシュ!!」
「ウィーーーップ!!」
3本の砲撃と炎の鞭が真っ向から砲撃と衝突。これだけの魔力と威力なのに、拮抗せざるを得ないなんて。
「「「「せぇーーーっの!」」」」
でも負けない。さらに魔力を籠めて、攻撃の勢いを後押しする。砲撃を押し返すようにして私たちの攻撃は巨人へ到達してバリアに着弾。少しの拮抗の後、炎の鞭がバリアを裂
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