暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic18悲劇の幕引き、未来への幕開け〜JudgemenT〜
[20/21]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ん・・・!?」
プレシアがフェイトを抱きしめた。フェイトの瞳からどんどん溢れ出る大粒の涙。プレシアの瞳からも一筋の涙が流れた。
「さぁ、自称神よ! アリシアを蘇らせて!」
フェイトを放したプレシアの胸から真っ白に輝く光球、彼女の魂が現れた。途端にプレシアは死を感じる。意識が揺らぎ、涙に滲む視界に映るフェイトを正しく認識できない。だが彼女に恐怖は無い。何せこれからも愛おしい娘たちと共に生きていくのだから。
ただ、彼女は願う。アリシアとフェイトが仲良く生きていられる未来があるように、と。完全に自分と言う存在を失う前にプレシアは、「母さん!」必死に自分を呼ぶ声を聴いた。
†††Sideなのは†††
崩壊が続く中、テスタメントちゃんが「捉えた!」って言って、3本の鎖を思いっきり引っ張り上げた。そして穴から飛び出すのはフェイトちゃんとプレシアさん、そして裸の女の子アリシアちゃん。穴の中で何があったのか判らないけど、アリシアちゃんはポッドの中じゃなく、外に出てる状態だ。
「受け止めて!」
崩壊が届いていない場所に居る私たちの頭上にまで引っ張り上げられたフェイトちゃん達。私とアリサちゃんとすずかちゃんで気を失ってるフェイトちゃんを、アルフさんがプレシアさんを、シャルちゃんがアリシアちゃんを抱き止めた。
あとは「テスタメントちゃんも早く!」虚数空間の穴の側に居るテスタメントちゃんに呼びかける。テスタメントちゃんがこちらに向かって駆け出したその時、一際強い揺れが最下層を襲った。そしてそれは起きてしまった。崩落した岩の柱が「テスタメントちゃん!」の上に倒れ込んだ。ものすごい砂煙が巻き起こって、テスタメントちゃんの姿を完全に隠した。
「テスタメントちゃん!」
助けに行こうとしたけど、私たちとテスタメントちゃんの居る場所の間が崩落したことで虚数空間が大きく口を開けたから「ダメ!」シャルちゃんに止められた。砂煙が晴れて、テスタメントちゃんの様子を視認できるようになった。岩の柱にテスタメントちゃんの下半身が隠れてる。
「ふふ。悪党の最期、か。優しいあなた達を痛めつけた罰かな」
テスタメントちゃんが自嘲気味にそう言ったのが聞こえた。
「諦めちゃダメだよ!」
「そうよ! あんた、勝ち逃げなんて絶対に許さないだから!」
「最後まで頑張ってテスタメントちゃん!」
「足掻いて! 諦めるなテスタメント!」
もう脱出を諦めてるテスタメントちゃんを叱咤する。
「無理を言わないでよ。足の感覚が無い。たぶん潰されてる。脱出したところで失血で死ぬ。結果は変わらない」
「そんなことない! アースラにはティファレトさんっていう、すごいお医者さんが居るから!」
涙が溢れてくる。テスタメントちゃんと
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ