暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic18悲劇の幕引き、未来への幕開け〜JudgemenT〜
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ちを襲った。少し離れたところから黒煙が上がっていて、黒煙の中からクロノ君とテスタメントちゃんが飛び出して来た。そして「終わりだよ、クロノ執務官」って、宙に居るクロノ君を包囲する火炎弾。その数はざっと40発くらい。
――火獄乃弾牢――
一斉にクロノ君を襲撃、着弾を証明する爆発が連続で起こった。さらにテスタメントちゃんは爆発を続ける方へ第四聖典を向けて、
「ブレイク!」
――轟火之砲光――
容赦なく、まるでトドメと言わんばかりの炎の砲撃を撃った。さっきまで以上の大爆発。その熱波は私たちの所まで届いて、「きゃぁぁぁっ!」私たちは悲鳴を上げてしまう。転ばないように身を屈めていると、『高町なのは。ジュエルシード、ちょうだい』ってテスタメントちゃんからの念話が届いた。クロノ君とテスタメントちゃんを覆う黒煙が渦を巻いたかと思えば一瞬で消えて・・・・
「テスタメント・・・ちゃん・・・!」
「シャル!」
「クロノ君!」
シャルちゃんとクロノ君の襟首を掴んでズルズル引き摺って来たテスタメントちゃん。
「あんた・・・そこまでしてジュエルシードが欲しいわけ!?」
「もちろん。あなた達はこうなりたくないでしょ? だから大人しく――」
“フレイムアイズ”を構えたアリサちゃんの問いに答えて、テスタメントちゃんが2人をそっと横たわらせた。その瞬間・・・
≪Photon Lancer≫
私たちの背後からテスタメントちゃんに向けて魔力弾、フォトンランサーが放たれて行った。テスタメントちゃんはシールドを張って防御。「フェイト・テスタロッサ・・・」攻撃主のフェイトちゃんの名前を呼んだ。
「母さんとアリシアを解放して」
「嫌だと言ったら?」
「・・・君を・・・倒す・・・!」
私たちの前に出たフェイトちゃんが“バルディッシュ”を構えて、
――ブリッツアクション――
テスタメントちゃんへ向かって行った。遅れてアルフさんも駆けて行った。私はアリサちゃんとすずかちゃんと顔を見合わせて、うん、と頷く。これ以上、テスタメントちゃんを放っておいたらダメだ。どんどん罪が重くなっちゃう。
「ディバインシューター・・・、シューット!」
フェイトちゃんとアルフさんの斬撃やパンチ攻撃を、背負っていた第四聖典を携え直して迎撃してるテスタメントちゃんへ向けて6発発射。フェイトちゃん達が離れたのを見計らって、拡散させていたシューターを一斉にテスタメントちゃんに直撃する軌道に操作。
――炎壁之
穹窿
(
きゅうりゅう
)
――
テスタメントちゃんを覆う半球状の炎の膜が、シューターを全弾燃え散らせた。
「フレイムウィップ!!」
アリサちゃんの炎の鞭が振り下ろされて、鞭と膜が衝突。ものすご
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