−昇格デュエル−約束−
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君のデッキのことを喋っちゃったんだ!!」
「なんだと!?」
だから、高田は戦士抹殺なんか入れていたのか…墓地の方には、様々なメタカードがあるんだろうな。
「高田ァ…テメェ…!」
「そ、そんな証拠がどこにある!?デタラメを言ってるんじゃない!!」
「高田くん!そんなことをするなんて、あなたそれでもデュエリストなの!?」
「シニョーラ明日香の言う通りなノーネ。」
「クロノス教諭…」
クロノス教諭もこちらの騒ぎに気づいたのだろう。こちらに歩いて来る。
「先程、査問委員会から連絡が来たノーネ。ワタシの部屋に入り、今回のデュエルの組み合わせを覗き見た生徒二人がいると。…こんなのは最早デュエルと呼べないノーネ。シニョール遊矢の不戦勝なノーネ。」
「ま、待って下さいクロノス教諭!俺は脅されて手伝っただけなんです!万丈目に!」
慌てた高田が弁解をする。…万丈目も?
「万丈目のデッキにも、三沢のアンデッド族の特殊召喚を封じ込めるロックカードが投入されている!万丈目が主犯なんだ!」
「…このデュエル、シニョール遊矢とシニョール三沢の勝ちなノーネ。」
「「クロノス教諭!!」」
万丈目と高田が必死に食い下がるが、クロノス教諭は無視する。
「待ってください、クロノス教諭。条件付きでデュエルを続行したいのですが。」
「遊矢?」
「シニョール遊矢、条件とは何なノーネ?」
「俺と三沢が負けたら、小原を脅したことは無かったことにする。」
俺の出した条件に、会場中の人が驚いた。
「本気なのか…遊矢?」
「ああ。だが、俺たちが勝ったら、二人ともこの一年間オシリス・レッドになってもらう!」
ホテルのような暮らしをしていたオベリスク・ブルーの奴が、一年間オシリス・レッドで暮らしたらどうなるか…興味深いな。
「いっ…良いだろう黒崎遊矢!その条件で戦ってやる!高田!エリートの誇りを見せつけてやるぞ!」
デュエル再開だ。
「何、ビビることは無い…俺には攻撃力9000のカオス・ネクロマンサーがいるじゃないか…」
高田が自分に良い聞かせていた。
「そうだ!カオス・ネクロマンサーのダイレクトアタックで終わりじゃないか!!」
「手札から、エフェクト・ヴェーラーの効果を発動。このカードを墓地に送ることで、相手モンスターの効果をエンドフェイズまで無効にする。」
エフェクト・ヴェーラーがカオス・ネクロマンサーを包み込んで、効果を無くす。
「だが、それもエンドフェイズまで!カオス・ネクロマンサーはお前には倒せない!ターンエンドだ!!」
「俺のターン、ドロー!」
「遊矢…!頑張れ!」
小原の応援が効いたか、引いたカードはマイフェイバリットカード!
「大丈夫だ、小原くん。あいつは…遊矢は、俺のサイバー・エンド・ドラゴンをスピード・ウォリアーで倒す男だ。」
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