第十六話 神様会議
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
side 女神
「まったくどういうことよ(#・∀・)!」
他の神様を探して幾星霜。
確かに見つけることはできたのだけど、
「なんで軒並み弱体化してるわけ(゚д゚)! 無事なのが四柱だけってのもどういうことよ(#・∀・)!」
そう、見つけたはいいものの力を失って弱体化、ないし子供にまで逆成長したやからまでいる始末。
「まあ、そう起こるな運命の、主が声掛けせなんだらわしらもそうなっていたのかもしれぬぞ」
私の話しかけるじいさんは天空の神、ゼウス。
「そうそう、慌てても始まんないわよ」
呑気なのは愛の女神、アフロディーテ。
二人共、私より階級が高い十二神の一員。
「……………………………(ニヤリ)」
そして、やたら暗いのは冥界の女神、ペルセフォネ。
本来、そこにはハーデスがいるはずなんだけど、彼はこのゲームに興味がないらしく、代りにこいつがいつも来ている。
「まったく(・A・)……、ゲームに参加した十四柱のうち、無事なのは四柱、七柱は権能を失い話せないくらい弱体化して、残り三柱は権能を失い子供に逆成長(--)……、どうしてこうなった Σ( ̄□ ̄;)!」
「考えるとすれば、皆の共通点であるこのゲームじゃろうな」
そう言って、彼はディスプレイを表示する。
「ほれ、わしらの駒を除き、他の転生者は既に死亡しておる、これが権能を失った元凶と考えるのが普通じゃろう」
確かに、私たち以外の転生者には脱落と表示されていた。
「うわー、ほんとだ、…………あ、アテネのとこのも死んでる!? 結構タイプだったのに」
「………………ちょっとまって、その魂は冥界に来てない」
ペルセフォネの言葉にゼウスが反応する。
「ほう、どれどれ……、なるほど、脱落表示はされておるが確かに死んではおらぬ、しかし力を失って弱体化しておるな」
「…………ん(メ・ん・)? ちょっと、アポロとアルテミスのところの奴らも調べてみて( ゚Д゚)」
「……ふむ、この二人も弱体化しとるな、なるほど、そういうことか」
「え、え、? どういうこと?」
訳も分からず混乱するアフロディーテ。
対してペルセフォネもなんとなく分かっているようで、落ち着いている。
…………、いや、元からかな?
「つまりじゃ、転生者が死亡した者は弱体化、転生者が弱体化した者は逆成長というわけじゃ」
分かりやすく言うとそういうこと。
「やっぱり、このプログラムが原因なのかなーー( ´・ω・)」
昨日、ようやく探し当てた異物。
神と転生者を限定的にリンクさせるプログラム、『ロンギヌス』。
名前だけならまだしも、実際に権能
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ