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銀色の魔法少女
第十六話 神様会議
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がなくなるのだから笑えない。

「ねえ、奪われた権能が今どこにあるかわからないの?」

 何気ないアフロディーテの言葉に、全員が釘付けになる。

「( ゜д゜)ポカーン 」

 その発想はなかった。

 そういえばそうだ。

 奪ったのだから、その権能がどこかに保管ないしは誰かに所持されているはずである。

「あった、これじゃ!」

 それをすぐさま見つけるゼウス。

 流石、神々の長は伊達じゃない。

 私たちも自分のディスプレイに移して確認する。

 そして、全員の目が飛び出すくらいの衝撃が、私たちを襲った。

「…………第一回、転生者バトルロイヤル?」

 代表してペルセフォネが読み上げる。

 (つд⊂)ゴシゴシ

 ( ゚д゚ )!?

 (つд⊂)ゴシゴシ

 ( °Д°)!!!?

 うん、確かにそう書いてある。

 次いで、ゼウスが話し出す。

「どうやら、駒が死ぬか弱体化すると権能が没収され、この倉庫に保管、最後の一人になった者の神に全て譲渡される仕組みのようじゃな」

 うへぇ。

 トロイアの時でさえ結構な酷さだったのに、誰よ! こんな爆弾持ち込んだの!

「なるほどねぇー、つまり、勝ち残れば私は主神になれるってこと?」

「(;゚Д゚)! ちょ、何言ってるの!? そんなこと言ってる場合じゃ――」

「面白い……、乗った」

「ペルセフォネ、あんたもか(゚д゚)!」

 何気に乗り気の二柱。

「寝言は寝て言え、わしのレイに勝てるはずがなかろう」

「_| ̄|○ 」

 もうダメだ。

「あーら、あなたはそんなに自分の駒に自信がないの、テュケー?」

「うっさい( ゜Д゜ )! 私はフォルトゥナよ、その名で呼ばないで」

 その名前は可愛くないので嫌いだ。

「それにあいつが負けるはずないでしょ(゜д゜)、私直々に選んだ能力に、あいつの体術が加われば無敵なんだから」

 時々彼女の日常を見ていたから、私にはわかる。

 あいつなら、絶対に負けない。

 あんなに頑張っているあいつが負けるはずがない。

「言ったね! じゃあ、結構減っちゃったけど、改めて、第一回・転生者バトルロイヤル、ここに開☆催☆!」

 どこからともなくファンファーレが鳴り響く。

「仕方ない(-_-;) じゃあ、これから転生者同士のバトルが始まったら画面に表示するようにしておくから、それでいい( ´・ω・)?」

 異議はなく。

 ついでに皆がここにあつまることになった。

 これで全員で鑑賞することができる。

 けど、不安はあった。

(はて(・ω・ )、本当に誰がこんなもの
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