第二話 「フェザーン制圧」
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したな。フェザーンは自治権を剥奪されますがそちらの弁務官事務所には手を出してはならぬという勅令である。弁務官事務所の敷地ないには帝国軍は入らぬと誓約しよう。但し無断で敷地外に出た場合は例外である。」
「は、はい。き、肝にめいじます。」
「よろしい。」
フェザーン ヘンスロー弁務官
まずい、まずいことになった。まさかフェザーンを制圧するなんて荒業にでるとは全く思わなかった。本国に連絡せねば。
「ハイネセンにつなげ。はやく!」
フェザーン星系 ミュッケンベルガー元帥
「閣下、ミッターマイヤー大佐なるものから通信が入っております。進言があるとのことです。」
「つなげ。進言があるそうだなミッターマイヤー大佐」
「は!フェザーン商人がこの混乱に乗じて商品の値を釣り上げるものと予想されます。フェザーン経済に影響が出る前に 不必要な値上げを禁じられるべきかと愚考いたします。」
ふむ。確かにそうかもしれん。経済の事まで思案が周りにくい。
「そうかもしれん。進言を受け入れよう」
そう言うと通信を切らせた。ミッターマイヤーか覚えておくか。
「閣下、制圧部隊指揮官。リューネブルク少将閣下より通信です。」
「リューネブルク少将であります。ご支持どうり航路局、放送局、警察本部、証券取引所、そして自治領主府の制圧が完了いたしました。しかしルビンスキーを取り逃がしました。現在捜索の手を伸ばしております。申し訳御座いません。」
ルビンスキーを逃したか。カンの良い黒狐め。艦隊を同盟側出口まで哨戒させても無駄だろう。フェザーン回廊全域を網羅する哨戒網を作るには艦艇数が足りぬ。だが当初の目的は完了した。
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