−制裁タッグデュエル−
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は言わないで欲しいッス…」
そんな他愛のないことを喋りながらデザインを完成させていった。
「俺のは、こいつだ!!」
十代が書いたのは、いかにも十代らしい戦士族。
「アニキらしいッスね…僕のは、これッス!」
それも、翔らしい機械族。
「なんか弱そうだな。翔の機械族。」
「そんなことないッス!アニキの戦士族こそ、馬鹿っぽいッス!!」
「なんだと!!」
確かに。両方とも。
「隼人のはどうだ?」
2人で言い争いをし始めた義兄弟を放っておき、隼人の絵を見ることにした。
「俺のはこれなんだなぁ。」
そう言って隼人が見せたのは、太陽が昇るエアーズロックだった。
「おお!すげェ!!」
「そ、そんなことないんだなぁ…」
「いや、これはすげェよ。そういや、今、インダストリアル・イリュージョン社にカードデザインの応募があったな。」
隼人は謙遜するが、これは凄い。
「お、そりゃいいな。やってみろよ隼人!!」
「そうッスよ!」
何時の間にか十代と翔も隼人の絵を見ていた。
「良し!じゃあ頑張って見るんだなぁ!!」
隼人はとたんにやる気を出し、またもう一枚書き始めた。
「遊矢くんのはどんなんスか?」
「俺のはこんなんさ。」
スピード・ウォリアーが青眼の白龍を蹴り飛ばしているトラップ。
「…オーナーに知られたら殺されるッスよ…」
「いや、絶対にこれを提出する。」
昼飯時になったので、十代たちの部屋からラー・イエローの自分の部屋に戻り、デザインを置いて食堂へ向かった。
「よう、三沢。これから昼飯か?」
「ああ。遊矢もか?」
食堂に行ったら、三沢がいたので、一緒に食べることにした。
「そういや、朝に言ってた用事って何だったんだ?」
「なに、ちょっとデッキのことについて相談を受けていたんだ。」
筆記試験のトップであり、気さくで話しやすい三沢には色々相談が来るのだ。
「へぇ。誰からだ?」
「オベリスク・ブルー女子の宇佐美さんからだ。」
「ああ、あの恐竜デッキの。」
あだ名はウサミン。
「それで恐竜デッキについて色々レポートを書いて、後は遊矢に勝てるように妖怪デッキの調整だな。」
「勝率は五分五分だろう…ま、機械戦士も絶賛成長中だけどな。」
二人して笑いあった。
三沢はライバルというか親友というか…まあ、どっちもだな。
なんせ、ラー・イエローのダブルトップだからな。
…何度も言うが、気に入ってはいない。
昼飯を食べ終わった後、三沢と別れて学園をブラブラしていた。
この学園に来てから、森林浴が好きになった気がする。
「シニョール遊矢ですーカ。何をやっているーノ?」
「ちょっと散歩です、クロノス教諭。」
クロノス教諭と会った。
「そうデスーカ。ゆっくりすると良いノーネ。」
クロノ
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