向こう岸 高茂の本音と目的
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」
彼女の笑顔に見取られてハンドルが疎かになってしまい。バランスを崩しそうになったがなんとか持ちこたえた。そのせいで冴子とありすが起きた
「わ、悪ぃ!みんな大大丈夫か!?」
高茂が確認を取る
「びっくりはしたが大丈夫だ。」
「ありすもー!」
「わ、私も大丈夫です〜」
「いてて・・・・僕も大丈夫だ」
全員の答えが戻ってくる
(あんな笑顔で言われるのは反則物だろぅ・・・・・はぁ、彼女は守ってやんなくちゃな・・・・オヤジ、お袋、ちゃんと見ててくれよ)
顔を赤くしている琴魅をバックミラーで見ながらそんなことを思う高茂だった
〜御別橋〜
高茂一行は御別橋に戻ってきた。理由は橋が通れないためである。大橋の方はもちろん、御別橋も事故車などが塞いでいて通れないため、川による渡河をしようと考えていた。幸い、どちらの車両も水陸両用になっており、川を渡ることは可能だ
その前に奴らがいないのを確認して、朝食を取った。冴子お手製の弁当が振舞われた。そして、食べ終わった後、渡河を開始した。ハンヴィーが途中で止まった時用に。ロープでストライカーと繋げてある。因みに孝・ありすはハンヴィーの方に行き、逆に沙耶がストライカーに来た
〜渡河中 ストライカー〜
運転はいつも通り高茂が行っているが、運転は自動にしてある。そのおかげでタバコを吸う時間ができている。そんな時、高城が話しかける。冴子と琴魅は寝ていた。
「高茂」
「なんだ?」
「このあとはどうするの?」
「んなこと俺に聞くなよ。このチームのリーダーは孝だぞ?」
「そうね。それは分かってる。でも、あんたはあんたの考えがあるんでしょ?」
「いんや?別にないけど?」
「はぁ〜あんたの考えることはほんとに分かんないわ。」
「褒め言葉として受け取っておくよ。」
「質問を変えるわ。これは私の予想だけど。あんた、日本政府に喧嘩売りに行くつもりじゃないでしょうね?自分絡みのことで」
「・・・・・・・・なぜ、そう思う?」
「確信は言えないわ。予想だから。だけど、孝をリーダーにした時から気になっていた。なぜ、自分ではなく孝をリーダーにしたのか。武器商人として、誰かの下に付くのは例外以外ないはずよ。プライドの高い生き物だってママから聞いたから」
「もし、俺が例外だとしたら?」
「いえ、それはないわね。私の勘は外れたことがない」
「勘か・・・・・ぷっくっくくくく」
「わ、笑うことないでしょ!?」
顔を赤くする高城
「いやぁ、すまんすまん。予想外の答えが来たものでな。お詫びとして俺の考えを教えよう。」
「・・・・・・」
「高城が思っていることは正解だ。だが微妙に違う
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