キャリバー編
百二十四話 パーティメンバー!
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に居るNPCが複数パーティにクエスト発注してるんだって。それで、その人がくれるクエストの報酬が……エクスキャリバーらしいの」
「だよね?」と聞くと、ユイはコクリと頷いた。
「はい、その通りです」
「でもそのクエスト、あんまり穏やかな感じじゃないんだよね……採集とかお使い系じゃなくて、スローター系のクエストなんだって」
「スローター?聖剣を得るってクエストの割には、随分ね」
リーファの言葉に、アウィンが眉をひそめて言った。
スローター系と言うのは、虐殺の名の通り、《〜〜と言うモンスターを〜〜体倒せ》や、《〜〜と言うモンスターが持つ〜〜と言うアイテムを〜〜こ集めろ》と言った、複数匹のモンスターを倒す事を前提にした系統のクエストの事だ。
ちなみにこの手のクエストは必然的に対象となるモンスターの取り合いになりやすいため、プレイヤー間の争いの種にもなるクエストでもある。
「けどよ、それっておかしくねぇ?」
と、酒瓶を飲み干したらしいクラインが言った。リョウが促す。
「お、クラインさんどうぞ」
「おう。だってよ、エクスキャリバーは世界樹の下のダンジョンのおっそろしい邪神連中がうじゃうじゃいる中のいっちゃん奥に有るンだろ?それがなんでNPCのクエの報酬になンだよ?」
「言われてみればそうですよね……ダンジョンへの行き方が報酬って言うなら分かりますけど……」
頭から降ろしたピナをモフりながら、シリカが言った。
うーん、と考える一同の中から、数秒して声が上がる。
「……ま、行ってみればわかるわよ」
「そうですね……情報は少ないですが、この際、現在他のパーティが何のクエストに挑んでいるかは余り問題ではないように思います」
「だね、私達は既にエクスキャリバーの在りかを知ってるって言う、絶対的なアドバンテージが有る訳だし」
シノン、ヒョウセツ、アスナが立て続けに言って、全員がそれに頷く。
「よーっし!!全武器フル回復ぅ!!」
「「「「「「「「「「「「「お疲れ様!!」」」」」」」」」」」」」
丁度、話しながらも作業を続けていたリズから声が上がり、メンバー全員でねぎらいの言葉を唱和する、それぞれの剣、刀、槍、爪、弓、杖を受け取り、各々のスタイルで装備すると、お次はポーションだ。
アスナのSAO直伝の作戦指揮能力で大量のポーションやその他アイテム類は必要な人物に必要な量が行くよう13分割され、それぞれ自分の量を受け取る。
さて、そうしてそろったフルメンバー13人。当然レイドパーティになる訳だが、内訳は以下の通りである。
Aパーティ
リーダー:キリト(剣士)
アスナ(治癒師(?))
リーファ(魔法剣士)
クライン(SAMURAI)
リズベット(重戦士)
シリカ(獣使い)
シノン(弓使い)
Bパー
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