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SAO─戦士達の物語
キャリバー編
百二十四話 パーティメンバー!
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抗議するレコンを無視しつつ、リーファはぷりぷりと怒ったままだ。
まぁ、それは良いとしてこれで大体のメンバーは揃った。後は……

「彼奴、来んのかね?」
「?どうしたの?リョウ」
「ん?いや、ちょいと……」
と、丁度その時だった。
ガチャリと店の扉が開き、外から一人の少女が入ってきた。それはウンディーネだ。髪を頭の後ろで結っている……所謂、ポニーテールと、清楚そうな顔立ちが特徴的な少女だった。

「あの、失礼します。リズベット武具店と言うのは、此方で宜しいでしょうか?」
一番扉の近くにいたアスナが困ったように応対した。

「あぁ、はい……でも、その今日は……」
「あぁ、やっと来たな。おせぇぞお前」
「リョウコウさん」
その少女を目にしたリョウが片手を上げながら声を上げると、少女は少し安心したようにほぅ。と息を吐いた。

「リョウ、知ってる人?」
「あぁ、俺が呼んだ。こっち来いよ」
「はい」
呼ばれて、少女はリョウのそばに来ると、立ち上がったリョウに向けてぺこりと一礼した。

「申し訳ありません、かい……私用が長引きました」
「良いっての。間に合ったしな。アイテムとか大丈夫か?」
「はい十分にあります」
「結構」
淡々と会話をする二人に、他メンバーは少々呆気にとられたが、しかし不意に、クラインが声を上げた。

「って二人で話されてもこまらぁ!やいリョウ!そのお嬢は何処の誰だか説明しやがれ!」
「おぉ、そだったそだった。んじゃ紹介すらぁ。っつっても、実はリーファとキリトはもうあった事あんだけどな」
「え?」
「……ん?」
言われたキリトとリーファが首を傾げる。はてな?こんな顔のウンディーネに、知り合いはいたかな?と言った様子だ。そんな二人に、件のウンディーネは微笑みながら言った。

「思い出せないのも無理は有りません。この姿でお会いするのは初めてですから」
「そう言う事だ、此奴はヒョウセツ。さて、自己紹介頼むぜ」
「はい」
そう言うと、ヒョウセツと呼ばれた少女は一歩前に踏み出していった。

「ヒョウセツと申します。種族は御覧の通りウンディーネ。戦闘では今回は主に回復を、時折、遊撃も担当させていただきます。別のアカウントでは、“ホムラ”と名乗っておりました。どうぞ、よろしくお願いいたします」
ぺこり、と頭を下げて、少女はまた一歩下がった。

「……と言う訳で、要はホムラだ」
「え、えぇ!?ホムラさんって、あのサラマンダーのユージン将軍の部下?」
「はい。その説は失礼いたしました」
「あ、いや、別に失礼とかそんな事無いけど……」
やたら丁寧なヒョウセツの態度に戸惑ったようにリーファは手を振って答えた。と、キリトが意外そうに言う。

「しかし……驚いたな、まさかホムラさんが別
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