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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第8話 規則の鬼と不良少女
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に!?」

彼女の発動したカードを見て直哉が声を上げ驚愕した。

すると、彼女のフィールドに2機のマシンガン砲台が直哉に照準を合わせ現れた。




仕込みマシンガン
通常罠
相手フィールド上のカードと相手の手札を合計した数
×200ポイントダメージを相手ライフに与える。




「このカードは、相手のフィールド上と手札のカードの合計×200ポイントのダメージを相手プレイヤーに与えます。剣崎君のフィールドはマンジュ・ゴッド1体、手札の枚数は6枚。よって、1400ポイントのダメージを与えます!」

マシンガン砲台の銃口が一斉に火花を散らせた。

銃口から飛び出した何発もの弾丸が勢いよく直哉の身体を貫いた。

「うあぁぁ!!」


直哉 LP5000→3600


弾丸に撃たれ直哉の悲鳴が響き渡る。

しかし、彼女の火力はこれだけではなかった。

「そして、もう一枚の仕込みマシンガンを発動!」

「なッ!?」

表になった仕込みマシンガンのカードを見て、直哉は再び声を上げた驚愕した。

再び現れたマシンガン砲台の銃口から一斉に弾丸が発射された。

「がぁぁぁぁ!!」


直哉 LP3800→2400


マシンガン砲台の一斉射撃第2射に、直哉は地に片膝をついた。

さすがにソリッドヴィジョンでも1000ポイント台のダメージを受けては、伝わる衝撃が途轍もないようだ。

しかし、直哉は直ぐに立ち上がり、彼女の方に顔を向けた。

そんな直哉の表情を見て、彼女は眼を見開いた。

何故なら、直哉は笑っていた。

彼女は今までバーンデッキを使っていた事で蔑まれていた。

彼女自身もそれを十分理解していた。

だから反論をしなかった。

秩序を守るためだと自分に言い聞かせ、このバーンデッキを使用してきた。

しかし、今目の前に居る彼はどうだ。

今までの者たちとは違い、自分に笑顔を向けている。

彼女には直哉の心情が読み解けなかった。

そんな時。

「やっぱり、アンタすげぇよ」

「え?」

一瞬、彼が何を言ったのか彼女には理解できなかった。

「さっきの大火事と革命、それに加えて2枚の仕込みマシンガン。大火事と革命を防がなかったら、俺のライフは0になってた」

直哉は自分のライフカウンターを見下ろしてそう言った。

そして勢いよく顔を上げた。

「だから楽しいんだ! ワンショットキルをいとも簡単にやれるアンタと戦えて、俺は今メッチャ楽しい!!」

「ッ!?」

目を輝かせ今の状況を純粋に楽しんでいる直哉に、彼女は今日何度目かの驚愕を感じていた。

「行くぜ! デュエル再開! 俺は、《召喚僧サモ
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