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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第7話 退学宣告? 翔の決意の炎
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ノ〜ネ?」

両委員会同様に額に汗を浮かべるクロノスが校長に訊ねる。

そんなクロノスの問いに、両委員会はもうやめてと言いたげな表情を浮かべた。

「オーナーからはただ一言だけ、雪鷹と直哉を怒らせるなと、ただそれだけ」

そう言ってクロノスに視線を送った校長の眼差しに、クロノスはギョッとした。

いつもの温和な眼差しではなく、本気の眼光にクロノスはたじろぐ。

それ以上、誰も校長に問う事は出来なかった。




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「ごめんなさい・・・・私の所為で・・・・」

そう言って明日香は十代たちに頭を下げた。

校長室を後にした十代たちは、レッド寮の食堂にて退学デュエルに向けての作戦会議を開いていた。

そこへ、十代たちが退学になると言う事を聞いた明日香、理子、アヤメの3人が駆けつけてきた。

「気にするなって!」

頭を下げる明日香に、十代は満面の笑みを浮かべそう言った。

「で、どうするんだ? 雪鷹」

直哉の言葉に全員の視線が雪鷹に集中する。

「どうするって、何が?」

直哉の問いに、雪鷹は態とらしく首を傾げ、直哉に訊ね返す。

「デュエルの方式の事だ」

「あぁ。その事ね」

直哉の言ったデュエルの方式という言葉に、十代たちは頭上に疑問符を浮かべた。

自分の言葉を理解していない十代たちに溜息をつき、直哉は分かりやすく説明した。

「シングルにするかタッグにするかという意味だ」

その言葉に漸く十代たちは理解し、あぁと納得の声を上げた。

「タッグの方がいいんじゃない? そっちの方が互いをカバーできるし」

明日香の言葉に、十代たちがうんうんと頷く。

「だから迷ってるんだよ」

そう言って直哉は頭を掻いた。

直哉の言葉に明日香たちは「え?」と疑問の声を上げた。

「十代と翔のデッキはどちらも融合を主軸とするデッキ。少し改良を加えれば、タッグでも十二分に戦える。でも」

「でも?」

直哉の言葉を明日香が鸚鵡返しする。

「俺と雪鷹のデッキは、どちらも単体で突っ走るデッキが多いから、タッグにはミスマッチなんだよ」

そう言われ、明日香たちは今まで2人が使用したデッキを思い出した。

そして、明日香はある事に気がついた。

「2人とも天使を持ってるじゃない。あれじゃ駄目なの?」

明日香の疑問は尤もだと2人は頷いた。

しかし、直ぐに首を左右に振って否定した。

「違う違う。直哉の天使デッキは、ヴァルハラで上級天使を召喚して殴るタイプのデッキ。でも、俺の天使デッキは、このクリスティアで特殊召喚を封じて、一方
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