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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第7話 退学宣告? 翔の決意の炎
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ザーは落胆した。
「それもいいだろう」
予想外のカイザーの言葉に、十代はカイザーを見た。
そんなカイザーの表情は、無、その言葉が相応しい程に無表情だった。
そのままカイザーは踵を返し去ろうとした。
「ちょっと待てよ!」
去ろうとするカイザーを十代は呼び止めた。
「ん?」
十代の呼びかけにカイザーが振り返る。
そんなカイザーの視線の先には、自分を目視する十代の姿が視界に飛び込んできた。
「アンタの弟、行っちまうぜ?」
兄ならば弟の助けとなれと言いたげな眼差しを浮かべ十代はカイザーにそう言う。
しかし、カイザーは顔色1つ変えることはなかった。
「翔が決めた事だ。それもいいだろう」
そう言って翔に目もくれずカイザーはその場を去ろうとする。
その時だった。
十代の口が弧を描き、不敵な笑みを浮かべた。
「なら、デュエルしようぜ!」
「なに?」
予期せぬ言葉に、カイザーは思わず振り返った。
「俺とアンタのデュエルを、翔へのせめてもの選別にしてやるんだ!」
突拍子もない事を言う十代に明日香たちが止めろと言うが、今の十代は止まりそうにない。
十代の言葉に、カイザーがフッと笑みを浮かべた。
「良いだろう。君とは一度手合わせしたいと思っていたところだ」
そう言いながらカイザーは十代に手を差し伸べた。
「上がって来い。遊城十代」
カイザーの挑発めいた言葉に明日香たちが驚愕した。
カイザーの言葉に、十代の口角がドンドン上に上がって行った。
「ヘヘッ! そう来なくっちゃ!」
十代は嬉々として崖を上って行った。
その姿は宛ら猿と言ったところだろう。
崖を登りきった十代は、カイザーと向かい合った。
互いに強者と認め、眼光がぶつかり合い火花が散る。
「行くぜ!」
その言葉が合図となり、2人が同時にデュエルディスクを展開する。
「「デュエル!!」」
2人の声が重なり、デュエルの火ぶたが切って落とされた。
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「サイバー・エンドでダイレクトアタック!! エターナル・エヴォリューション・バースト!!」
三つ首の巨大な機械龍、サイバー・エンド・ドラゴンの3つの頭から緑・青・黄色の3色の閃光が放たれ、その光線は十代を直撃した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
十代 LP0
サイバー・エンドの攻撃をくらい、十代のライフポイントがゼロになった。
その衝撃で十代が後ろに大きく吹き飛んだ。
辺りにデュエル終了のブザーが鳴り響く。
この場に
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