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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第7話 退学宣告? 翔の決意の炎
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デュエル。デュエルでのダメージが肉体へのダメージとなるデスゲーム。闇のデュエルを体験した者として、皆に忠告がある。闇のデュエルは、俺たちの想像を超える痛みが肉体を襲う。」
直哉は未だに身体に残る痛みに表情を歪ませる。
直哉はあの夜から今までずっとその痛みに耐えていた。
徐々に痛みは引いてきたが、普通なら入院してもおかしくない程の激痛が直哉の身体を常時襲っていた。
直哉の現実味を帯びた言葉に、2人は生唾を飲み込んだ。
「2人に聞きたい事が有るんだけど」
滝の音だけが響く空間に、雪鷹の声が介入する。
3人の視線が雪鷹に集中する。
「なんで2人は廃寮に来なかったんだ? まさか、タイタンの事を知らなかったなんて、言わないよな」
雪鷹の鋭い視線が2人に突き刺さる。
その視線に2人は気圧され口籠ってしまう。
「おい! 急に何言ってるんだ」
「どうなんだ?」
直哉の制止を無視し、尚も雪鷹は2人を問い詰める。
そんな雪鷹の雰囲気に戸惑う2人は互いに顔を見合わせた。
「ちょっと来い!」
痺れを切らせた直哉は、2人に詰め寄る雪鷹の制服の襟を掴み、後ろへと引っ張って行く。
「何するんだ」
突然襟を引っ張られ雪鷹は不機嫌そうに直哉に訊ねる。
「お前、どういうつもりだ?」
直哉の言葉に雪鷹は疑問符を浮かべる。
そんな雪鷹を直哉は鋭い眼つきで睨みつけた。
「お前のさっきの言い方、まるで2人を疑っているみたいじゃないか」
そう、さっきの雪鷹の問い方は、傍から見ていた直哉には警察の尋問に見えていたのだ。
理子とアヤメは自分たちと同じ境遇の転生者。
つまりは“仲間”。
そんなな仲間を雪鷹は疑いの眼差しで見た。
直哉にはそれがどうしても許せなかった。
「理子たちは俺たちと同じ転生者なんだぞ? そんな仲間に疑いの眼差しを向けるんじゃねぇ」
相手を凍らしてしまうような冷たい言葉を述べる直哉を、雪鷹は冷やかな眼差しでただ静観していた。
そんな2人のやり取りを離れた所で見ている理子とアヤメが心配そうな面持ちを浮かべている。
その事に気がついた直哉が2人に愛想笑いを送る。
「兎に角、お前が何を考えているのかは分からないが、仲間を疑うような事は2度とするな。タイタンの件は、俺も気になるから訊ねてやる。だからお前は何も訊ねるな」
いいなと直哉は念を押し、2人の許へと戻って行った。
「悪いな、驚かせて。アイツに悪気はないんだ。ただ今のキャラが不良っぽいキャラらしいんだ。だから、許してやってくれないか?」
雪鷹の失礼な態度を直哉は2人に謝罪した。
2人は頭を下げる直哉に慌てながら謝らないでくれと言っ
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