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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第6話 廃寮 現れるイレギュラー
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「私に名はない。ただ、私はお前たちに差し向けられた刺客とだけ言っておきましょう」
そう言いながら修道士は左腕を突き出した。
すると、突き出した左腕に、部屋のあちこちにあった影が集まって行き、その腕に、漆黒よりも深い闇色のデュエルディスクが現れた。
デュエルディスクの出現に、雪鷹は忍ばせていたデュエルディスクを左腕に装着しようとした。
しかし、その行動を直哉が制した。
「直哉?」
直哉の行動に雪鷹は疑問符を浮かべる。
「悪い、雪鷹。こいつは俺にやらせてくれないか?」
直哉の言葉に、雪鷹は何故という表情を浮かべた。
「何、対した理由じゃない。ただ、久々に大暴れしたいだけだ」
そう言いながら直哉は強引に雪鷹のディスクを奪い、自分の左腕に装着した。
そんな直哉に雪鷹は呆れたように溜息を吐きながら後ろに下がった。
「ホォ、最初の犠牲は貴方ですか?」
直哉を見て修道士は蔑んだように笑った。
「フン! そういうの、負けフラグって言うんだぜ?」
そんな修道士を直哉は皮肉交じりに挑発した。
その表情は見えないが、挑発された修道士は眉を顰めているようだ。
「・・・・・・その言葉、後悔させてあげます!」
「あぁ! させてみな!」
『デュエル!!』
修道士 LP4000
手札5枚
フィールド0枚
直哉 LP4000
手札5枚
フィールド0枚
「私のターンドロー!」
先行を取った修道士はデッキからカードを勢いよくドローした。
「私は、《終末の騎士》を攻撃表示で召喚!」
暗い部屋に光が溢れ、その光の中からボロボロの甲冑を纏い、ゴーグルをつけた放浪騎士が姿を現した。
終末の騎士
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
「終末の騎士の効果発動! デッキから闇属性モンスター1体を墓地に送ります! 私は、《ネクロ・ガードナー》を墓地に送ります。私はこれでターンエンドです」
修道士 LP4000
手札4枚
フィールド モンスター1《終末の騎士》
魔法・罠 セット0
「俺のターン、ドロー! 俺は、《おろかな埋葬》を発動! デッキより《ゼータ・レティキュラント》を墓地に送る!」
おろかな埋葬
通常魔法(制限カード)
自分のデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。
「そして、俺はモンスターをセットし、カードを1枚セット
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