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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第5話 月一テスト 女帝からの挑戦
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「俺が殺姫を殺す」

吹き抜ける風と共に告げられる雪鷹の言葉に、俺たち3人は固唾を飲んだ。

風に吹かれ葉が宙を舞う。

アヤメは返す言葉を見つける事が出来ず茫然と雪鷹を見ていた。

緊迫した雰囲気が場を支配している。

しかし、その雰囲気は直ぐに打ち壊された。

アヤメの顔が突然トマトの様に真っ赤に染まった。

そして、アヤメはそのまま後ろに倒れ込み、気絶してしまった。

「影光さん!?」

「アヤメ!?」

「影光!?」

倒れたアヤメに駆け寄る俺たち。

side out


side 雪鷹

しまった、少し遣り過ぎた。

俺は自分自身を叱責した。

兎に角、影光を保健室に連れていかないとと思い、俺は影光の体を横抱きに抱きかかえた。

「俺、影光を保健室に連れて行くよ」

「え!? もうすぐ授業始まるぞ?」

俺の言葉に直哉が時計を見ながら言った。

「今日は月一テストの日だ。筆記に出なくても、実技に出れば問題はない。じゃ、頼んだぞ!」

そう言って俺は急いで森を抜け、校舎に向かって走った。

後ろで直哉の呼ぶ声が聞こえる。

しかし、俺は走る脚を止めずそのまま走り去った。

それにしても、影光軽いな。

ちゃんと食べてるんだろうか?

俺は軽い影光の身体の事を心配した。

そんな事を考えているとあっと言う間に保健室に到着した。

俺は勢いよく保健室の扉を(足で)開けた。

「失礼します! 鮎川先生居ますか?」

入口から俺は保健室担当の教師の名を呼んだ。

「どうしました?」

すると、保健室の奥から赤みがかった髪にピンクの服、その上からブルーの教員服を着た女性、鮎川恵美が姿を現した。

「この子が気絶してしまい、連れてきました」

「わかりました。その子をそこに寝かせてください」

「はい」

鮎川先生に促され、俺は影光を保健室のベッドに寝かせた。

「後は私が見ておきますので、貴方は早く教室に戻りなさい」

「しかし、彼女が気絶したのは俺に非があります。出来れば、彼女が目覚めるまでここにいたいのですが・・・・」

「気持ちはわかるけど、今日は月一テストの日よ? 教師として、生徒をテストに出席させる義務があります」

鮎川先生は断固として俺の意見を受け入れてはくれないようだ。

「確かに教師にはその義務はあります。しかし、昇級するかしないかは生徒の自由です。それに、筆記は出ませんが、実技にはちゃんと出ますので、安心してください」

「しかし・・・・」

俺の言葉に鮎川先生は尚も反論しようとする。

「それに加え、俺は今までの授業には殆ど出席していますので、筆記試験だ
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