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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第5話 月一テスト 女帝からの挑戦
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ながらも届いたメールを開くと案の定、差出人は“雪乃”だった。

予感的が的中した。

額に汗を浮かべながら、俺はメールの内容に目を通した。

from雪乃

件名 雪鷹へ

私のアドレスを登録しておいたわ。

今回は私の負けだったけど、次にデュエルする時は、必ず貴方に勝って見せるわ!

P.S.名前の事は私に勝ったご褒美に特別に呼んであ・げ・る。チュ

で、あった。

PADをポケットにしまいながら、俺はふと思った。

俺と雪乃は何処かと似ている所がある。

相手の端末を奪い、自分のアドレスを登録する。

登録し終わると端末を相手に返し、離れた所からメールを送る。

思い返すと本当に似ていると実感してしまう。

「ハァ」

既にフィールドから去った雪乃を思いながら俺は深く溜息を吐いた。

《雪鷹、どうかしたか?》

溜息を吐く俺に話しかけてきたのは黒紫色の服を着た半透明の女性。

「ん? ダルキーか。なんでも無い。そろそろ行くか」

こいつは俺の精霊の一体、フォーチュンレディ・ダルキーだ。

言葉づかいは悪いが、根はやさしい奴だ。

《そう言えば、ナージャが私たちに会いたいって言っていたけど、いつ会わせてくれるんだ?》

歩みを続ける俺に空中を漂いながらダルキーは訊ねてくる。

「その内に会わせるさ。そろそろ姿を消せ、十代に見つかると厄介だ」

《あぁ、わかった。また後でな》

そういってダルキーは姿を消した。 

その後すぐに直哉たちと合流し、無事十代に精霊の存在を知られずに済んだ。

因みに俺のデュエルが終わったすぐ後にアヤメのデュエルも終了し、俺達全員実技に勝って今日という日は過ぎていった。


To be continued

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