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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第4話 恐怖漂う泉での狂乱
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再び自分の体を強く抱きしめた。

この世界へ来る前も、アイツの狂いっぷりに一瞬だけ、俺はアイツを嫌いになる所だった。

でも、“あの時”から、俺は決心した。

どんな時でもアイツの親友で居てやるって事を。

そして俺は再び雪鷹のデュエルに視線を戻した。

そこに居るのは、俺の大好きな親友の姿ではなく。

俺の大嫌いなアイツの姿。

side out


side 三人称

「僕のターン、ドロー! 僕はアスモディウスの効果発動! デッキから堕天使ゼラートを墓地に送る。そして、場のアスモディウスをリリースして、手札から《堕天使ディザイア》をアドバンス召喚!」

雪鷹の場で跪いているアスモディウスが闇の霧に包まれその姿を消す。

そして、アスモディウスを包む霧がゆっくりと晴れて行く。

しかし、その場にはアスモディウスの姿はなかった。

そこには、スペルビアと同じような深紅の翼を羽撃かせ、両腕に巨大な鉤爪を付けた新たな堕天使の姿があった。




堕天使ディザイア
効果モンスター
星10/闇属性/天使族/攻3000/守2800
このカードは特殊召喚できない。
このカードは天使族モンスター1体を
リリースしてアドバンス召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に
このカードの攻撃力を1000ポイントダウンし、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を墓地へ送る事ができる。




ディザイアの姿を見た彼女が不敵な笑みを浮かべた

「残念でした! 罠発動!《奈落の落とし穴》!! 消えちゃえ!! ディザイア!!」

ディザイアの足元に突然落とし穴が現れた。

ディザイアは翼を羽撃かせて空に逃げようとするが、穴の中から無数の手が現れ、ディザイアを穴の中に引きずり込んでいった。

「アハハハ! すごいすごい! でも、まだだよ? 僕はヴァルハラの効果を発動!! 再び現れろ! 堕天使アスモディウス!!」

自身のモンスターが破壊されたのに、雪鷹は愉快に笑っていた。

そして、再びヴァルハラから光が放たれ、天より黒紫の翼を羽撃かせてアスモディウスがフィールドに舞い降りた。

「そして、アスモディウスの効果発動! デッキからスペルビアを墓地に送る。 それじゃ、いくよ? バトル! 行け! アスモディウス! ヘル・パレード!!」

雪鷹は再びディスクからデッキを取り、扇の様に広げた。

そして、その中から1枚のカードを取り出し、墓地に送り、デッキをディスクにセットし直す。

アスモディウスが放つ闇の瘴気がナージャを襲った。

しかし、ナージャは破壊されず、プレイヤーにもダメージは無い。

「僕はカードを一枚セットして、ターン終了だ
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