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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第2話 入学式とアカデミアの洗礼
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行くか?」

不敵に俺は笑う。

そんな俺に、直哉も不敵な笑みを浮かべ、首を縦に振った。

そうと決まればと俺たちはデュエルフィールドに急いだ。

side out


side 三人称

2人がデュエルフィールドがある場所に近づくと、中から人の争う声が聞こえてきた。

「駄目だ!! 駄目だ!! 此処はオシリスレッド如きのお前たちが使って良い場所では無い!!」

デュエルフィールドに入ると、オシリスレッドの制服を着た2人の生徒が、オベリスクブルーの制服を着た2人の生徒と口論になっていた。

するとそこに。

「ビークワイエット!」

レッドの生徒2人を追い返そうとする2人のブルー生徒を1人のブルーの少年が制した。

「誰?」

2人のブルー生徒を制した少年を見て、水色の髪のレッドの生徒が首を傾げた。

「な!? お前たち、ま「万丈目準。 万丈目財閥の三男で、親のコネでエリートに成りあがった。 ただの親の七光り」だ、誰だ!?」

1人のブルー生徒が声を荒げようとした時、隠れて見ていた雪鷹が、姿を現して話に割り込んだ。

突然の声にブルー生徒は声の主を探した。

「俺だ」

声のする方に全員が目を向けると、そこには雪鷹と直哉が立っていた。

「ッ!? 万丈目さん! アイツ、クロノス教諭をワンターンキルしたガキですよ!」

直哉の姿を見たブルー生徒が万丈目と呼ばれたリーダー格のブルー生徒に報告した。

その言葉に万丈目は直哉を凝視した。

「貴様か!! 俺が七光りだと言ったのは!!」

雪鷹を指差し万丈目が叫ぶ。

指差された雪鷹は、万丈目の言葉を無視し、ジッと万丈目の事を見た

「え? 違うの?」

そんな万丈目の叫びに、雪鷹の代わりに直哉がふざけた様に訊ね返した。

その言葉に万丈目の怒りが爆発した。

「ッ!? 貴様!! 叩き潰してくれる!!」

そう言って万丈目はデュエルディスクを展開しだした。

その時、デュエルフィールドに2人の女生徒が入って来た。

「貴方達!! 何やってるの!!」

女生徒の姿を見た万丈目は冷静さを取り戻し、挨拶をした。

「! や、やぁ、天上院君に藤原君。 何、新入生にこの学園の厳しさを教えてやろうと思ってね」

「もうすぐ歓迎会が始まる時間よ」

「そうよ、そんなつまらない事止めて、さっさと行った方がいいわよ。 坊や達」

その2人の言葉に万丈目は舌打ちした。

「チッ! 行くぞ!」

「「は、はい!!」」

そう言って万丈目は取り巻き2人を連れてデュエルフィールドを去って行った。

「貴方達、万丈目君に関わらない方がいいわよ。 あいつ等、碌でもない奴らだから」


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