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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第2話 入学式とアカデミアの洗礼
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そこには、一つの島が大海原にポツンと存在した。

「どのクラスになると思う?」

「実技試験で最高責任者をワンターンキルしたんだ。お前ならブルーもあり得るな」

筆記試験第一位、実技試験最高責任者をワンターンキル、これだけでもイエロー入りは確定だ。

「そうかもしれないけど、あの人何も言わなかったからな」

直哉が言葉に俺は頷いた。

「なんか入ってのお楽しみだとか言ってたけど、何を用意したんだろう」

合格通知が届いた日、俺たちはある人に呼び出された。

呼び出された俺たちはその人から合格おめでとうと祝いの言葉を述べられた。

それだけかと思った時、その人は不敵な笑みを浮かべながらこう言った。

「貴様らのクラスは既に決めておいた。有り難く思え。そして、合格祝いとして、俺から貴様らにプレゼントがある。それがなんなのかは、島に着いてからのお楽しみだ」

俺はあの人が言っていた事を思い出した。

本当に傲慢で俺様な人だ。

「あの人の事だから、どうせブルーだろ?」

直哉が溜息をつきながらそう言った。

「まぁ、そうだろうな」

俺も溜息を吐き、再び海の方に視線を向けた。

あの人は俺たちの事を気に入ってくれている。

お気に入りがイエローなどあの人は許さないだろう。

そんな事を思っている、船が港に到着した。

船から合格者たちがゾロゾロと港に下りて行く。

降りた生徒たちは学園の教員たちから赤・黄色・青の三種類の制服を各々に受け取っていた。

俺たちも制服をもらおうと教員の許に向かうと、教員は俺たちの顔を見てこう言った。

「君たち2人に校長が話しがあるようだ。今すぐ校長室に向かってくれ」

校長が話し?

俺たちは教員の言葉に顔を見合わせた。

まさか、と嫌な予感が俺たちの脳裏を過った。

教員に分かりましたと頭を下げ、俺たちは学園に向けて行った。

広い校内に迷いそうになるが、案内板の通りに進みなんとか校長室に辿りつく事が出来た。

コンコン

「失礼します」

俺はノックしてから校長室の扉を開いた。

校長室に入ると、坊主頭の老人が笑顔を浮かべて椅子に座っていた。

「よく来てくれましたね。剣崎君、相原君。私は、このデュエルアカデミアの校長の鮫島です」

そう言って鮫島校長は俺たちに頭を下げて挨拶をしてくれた。

「校長、俺たちが呼ばれた理由って、クラスの事ですか?」

直哉が単刀直入に訊ねた。

直哉の問いに校長は、はいと頷いた。

「こちらのオーナーから、君たち2人をブルーにするよう言われました」

予感的中。

やっぱり、あの人はブルーに入れようとしてた。

俺たちは深く溜
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