暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第1話 異世界から来た決闘者(デュエリスト)
[5/18]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
た。

どうやらアイツの試験も始まる様だ。

アイツ、どんなデッキ使うんだろうと、俺はふと思った。

そんな事を考えていると、俺は1番のデュエルフィールドに到着した。

フィールドには既に俺の試験を担当する試験官らしき人物が立っていた。

「っ!?」

試験官の姿を見て、俺は目を見開いた。

俺の視線の先には、金髪のお河童頭に全く日に焼けていない白い肌、その中に一際目立つ紫色の唇。

そして他の試験官とは違い踝まである青いロングコートを着て、肩から変わった形をしたデュエルディスクを掛けている。

俺はその人物を知っていた。

「私〜ガ、貴方の実技〜ヲ担当する、実技最高責任者のクロノス・デ・メディチなの〜ネ!」

俺の内心の驚愕も知らず、金髪のお河童頭の試験官、クロノスが俺に自己紹介をしてきた。

この人物は、この世界でも重要な立ち位置にいるキャラクターだ。

クロノスは、俺たちが入学しようとしているデュエリスト育成施設、デュエルアカデミアの教師をしていて当初は嫌な性格をしているが、後にとても優しい人物になるキャラクターだ。

クロノス教諭を前にして、その姿をこの目に収め、その声をこの耳で聞き、俺は改めて痛感させられた。

ここは俺が居た世界じゃないんだな。

痛感させられ俺は悲しい想いに包まれた。

しかし、それと同じくらいに、楽しくなってきてしまった。

今まで絵空事と思えてきたフィクションの人物とデュエルできると思うと、俺はとても楽しくなってきてしまう。

しかし、何故クロノスが俺の相手をするのだろうかと、俺は疑問に思った。

「受験番号1番、剣崎直哉です。宜しくお願いします」

疑問に思いながらも俺は兎に角クロノスに挨拶と思い、自己紹介をして頭を下げた。

すると、クロノスは満足げに首を縦に振りだした。

「う〜ン! う〜ン! 礼儀が良くて宜しいの〜ネ!! しか〜シ! 実技の手は抜いたりしないの〜ネ!!」

どうやら俺の挨拶が丁寧であった事に感心してくれたようだ。

感心しながらも、クロノスは肩から提げていたデュエルディスク・エレキギター型を起動させる。

俺もそれに続き左腕に装着していたデュエルディスクにデッキをセットし、ディスクを起動させた。

俺たち2人のディスクが展開し終えると、俺とクロノスは同時に叫んだ。

「「デュエル!!」」





クロノス LP4000

手札 5枚

場 0枚





直哉 LP4000

手札 5枚

場 0枚





「私の先行! ドローニョ!」

先攻はクロノスに取られてしまった。

クロノスがデッキに手を翳すと、自動的にデッキからカー
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ