暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
27話:引越・転校・蹴球
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、なのはの横にいく。そして外を覗くとそこでは。




「周りに出されないようにマーク!門寺には三人掛かりだ!」
「「「おう!!」」」

「三人とは、容赦ねぇな四年生!」
「士!無理するな!」
「わぁってるよ!」




「あ、あれは?」
「あぁ、あれ。サッカーよ。士は時々、同じクラスの男子と組んで別のクラスの子達とやったりするのよ」

校庭で繰り広げられる球蹴り。その中心で球を所持する士と、それを取り囲む士より一回り程大きい三人の男子。さらにその周囲に散らばる同じクラスの子や、士を囲む三人と同じぐらいの年の男子。

[フェイトちゃん、サッカーって知らないよね?ユーノ君はそうだったけど]
[う、うん。あれは、こっちの世界でのスポーツ、なの?]
[そう!サッカー、といっても今は人数が少ないから正式なサッカーって訳じゃないみたいだけど…]
[…?]
[後で教えてあげるから、ちょっと見てて]

なのははフェイトへと念話を繋ぎ伝える。

「それにしても、今日は上の学年とやってるのね」
「そうみたいだね」
「上の学年、ってことは…四年生?」
「うん。時々あるんだ、そういうの」

そう話しながら、再びグラウンドへ目線を移すと……



「よっ、ほっ!」
「「「なにぃ!?」」」
「年上相手に三人抜き!?」
「いけぇ、士!!」

「行くぜぇ!」
「くっ、来るならこい!」

「見様見真似っ、我流“タイガーショット”!!」



「わぁ…ボールがすごい勢いでネットに…」
「にゃはは…相変わらず容赦ないなぁ、士君は…」
「時々やるけど、何なのかしらあれは?」
「見様見真似って言ってるけど、何を見てなんだろう?」

観戦している四人はそれぞれ感想を述べ、苦笑いや微笑みを交わす。

「まぁあいつはあれだし、私達は私達でお昼食べよ」
「そうだね」
「それじゃあフェイトちゃん、屋上行こ!」
「う、うん…!」

そうして少女達は再び廊下を歩いていき、目的地である屋上へと向かっていった。

 
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