暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
27話:引越・転校・蹴球
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?」
「え……その…あの、えっと…」
次々とマシンガンのように飛び交う質問。人と人との合間から見えるフェイトの表情からは、それらにどう対処すればいいか困惑しているのが丸分かりだ。
「フェイトちゃん、人気者」
「あれを人気者と呼んでいいのか?」
「あれはちょっと大変かも」
少し離れた場所、正確にはなのはの席にてそういう、すずかと俺となのは。時期が時期だし、海外からのってのがより他の皆の興味を引いたのだろう。
[つ、士!ちょっと助けて…!]
[ん〜?ちょっとお前の反応が面白いから放置]
[な、なにそれ〜!?]
急に聞こえるフェイトからの念話にそう答え、隙間から見えるフェイトに(意地悪な方で)百万ドルの笑顔を見せる。
「しょうがないな〜…」
そこで動きを見せたのが、アリサだ。何か面倒だという感じの顔をしながら、フェイトを囲む集団へと向かっていく。
「はいは〜い!転入初日の留学生を、そんなに皆でわやくちゃにしないの」
「アリサ…!」
「それに質問は順番に。フェイト困ってるでしょう?」
こんなところで意外にもリーダーシップを発揮するアリサ。他の皆を言いなりにしているところを見ると、やはり何か持っているんだなと心の中で思う。
「はい!じゃあ俺の質問から!」
「はい、いいわよ」
「向こうの学校って、どんな感じ?」
「えっ…えっと……私は、普通の学校には行ってなかったんだ。家庭教師というか、そんな感じの人に教わってて…」
「へ〜そうなんだ〜」
それからは一つ質問を終える度に皆が騒いで、それをアリサが止めて、一人が質問して……の繰り返し。フェイトも順調に襲いかかる質問に、落ち着いて対処していく。
「あいつ、案外委員長とか生徒会長とか向いてんじゃねぇのか?」
「そうかもね〜」
「フフフ…」
半日を終え、現在昼休み。なのは、フェイト、アリサにすずかは、それぞれ弁当を持って屋上へと向かっていく。
「フェイトちゃん、初めての学校の感想はどう?」
「年の近い子がこんなにたくさんいるの初めてだから、なんだかもう、ぐるぐるで……」
「あはははは!」
「まぁ、すぐに慣れるわよ、きっと」
「うん…だといいなぁ……」
そういえば、とフェイトは続けて、
「士、さっきはどうしたんだろ?なんかお弁当食べようって誘おうと思ったら、どっか行っちゃってたけど……」
「あぁ、それね。それなら…」
フェイトの疑問に、なのはが廊下の窓へと駆け寄り、窓越しに何かを探し始める。
「あ、あれだ!フェイトちゃん、あれあれ!」
「……?」
そして何かを見つけると、フェイトに顔を向けながら窓の外を指差す。
フェイトも窓の外を覗く為
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