第十四話 時空管理局 後編
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、なのは、私の順で座っている。
目の前にはクロノと、その上司の女性。
内心、クリムのことがバレないか不安で仕方がない。
さっきまで元気だったクリムも私の不安が伝わっているのか、何も話さなくなった。
「さて、そっちの二人がジュエルシードを集める理由は分かったのだけど、あなたはどうしてなのかしら?」
急にこちらに話がふられた。
「そんなの決まっておろう、降りかかる火の子は払いのけるまで、我の故郷に危険な物がばらまかれたとあってはおちおち寝てもいられぬから、集めていたのだよ」
「……では、あなた自身はジュエルシードを必要としていないわけですね」
「まあの」
そう言えばそうだった。
集めることだけを考えて、集め終わった後のことをすっかり忘れていた。
そもそも、ジュエルシードの数が21個というのも今知ったし、どれだけ自分が前のめりに、悪く言うと盲目的に集めていたのか思い知る。
「それじゃあ、あなたが集めたジュエルシード、できれば私に渡して欲しいのだけど」
「……まあ、致し方あるまい」
ノートゥングの中から、私が集めた八つのジュエルシードを全て取り出す。
「わぁ、すごい……、私なんて三つなのに」
なのはがしゅんと落ち込む。
「そう落ち込むな、こちらには優秀なレーダーがいただけの話、主の実力が我に劣っているわけではないぞ」
まあ、実際魔力量じゃ惨敗だし。
「そう、なのかな……」
今度は私の話を聞いたクロノが私に質問してくる。
「優秀なレーダーがいると言ったが、まだ他に協力者がいるのか?」
「……しまった、口が滑ったか」
中々優秀な執務官だ。おちおち慰めることもできやしない。
「ふぇ? でも私シグルドさん以外の人見たことないの」
「当然じゃ、あれは今は人には見えぬ」
とりあえず、少しぼかして伝えることにした。
「? 人には見えないとはどういうことだ?」
「さあの、これ以上は言えぬな」
流石にこれ以上失言するのは避けたい。
「……まあ、いい」
それからしばらく、なのはたちとクロノたちで自分たちが今後どうするかについて話し合われた。
side なのは
私たちはアースラからさっきまでいた公園まで戻ってきた。
右には人間版ユーノ君、左にはシグルドさんがいた。
「ねえ、シグルドさんはどうするの?」
私は彼に尋ねる。
「我は、……そうじゃの、恐く今までどおり、全て集め終わるまで勝手に回収するのみじゃな」
「ふぇ!? そんなことしちゃっていいの!?」
「いや、ダメじゃろうな」
そう言って笑う彼だけど、私は全
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