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魔法少女リリカル木乃香
第一話 魔法少女リリカル木乃香
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表情が一変したんや。

何でも、お父はんの学生時代のライバルで仕事上の知り合いが、テロに巻き込まれて意識不明の重体になったって事やった。

お父はんは直ぐにお見舞いに行きたい見たいやったけど、うちらの面倒を見ないといけへんから、躊躇してたんや、お母はんは京都でお留守番やった。そこで構わずうちらも病院で待ってるから行くという風に説得して病院へむかったんやけど、まさか其処で有る物語の主人公に出会うとは思わへんかったわ。

神奈川県の海鳴市って聞いて何処かで聞いた気がしやんやけど、病院名が海鳴大学病院って凄く嫌な予感がしたんやけど、それに遭遇したんや、栗毛ツインテールの魔王様に……。

「高町さん、自分は近衞詠春と申します。輸血に是非自分の血を、士郎の血液型と自分は同じですから」
「ありがとうございます。近衛さんの事は夫から良く聞いています」
お父はんと桃子はんが話している中で、恭也はん、美由希はん、なのははんが俯いていたんや。

暫くして士郎さんの様態が急変して危篤状態になったんや。病室に慌てて入る桃子さん達、採血前やったお父はんとうちとせっちゃんは、病室の外で悲痛な声を来たんや。

「お父さん死んじゃやー!!」
「父さん!」
「士郎さん!!」
「お父さん!!」

そのまんま、士郎はんはお亡くなりになったんや。士郎はんが亡くなるんは、リリカルなのはやのうて、とらいあんぐるハートやから、この世界はとらいあるんぐるハートだと思ったんやけど。先生と看護婦はんが家族だけにする為に出て行って、中から泣き叫ぶ家族の声を聞いた事で、士郎はんを助けることにしたんや。

士郎はんは棺桶に入れられて葬儀場へ送られたんや、士郎はんの実家の家族はテロ事件で香港にいる妹はん以外は全滅したはずやから、その辺知っとった、お父はんが、葬式の手伝いするんで、数日間東京へ残る事にのうて、うちらも近くのホテルで待機する事になったんや。

うちは泣きじゃくる家族の事を見たさかい。ホテルでジッとしていられずに、真夜中に身代わりの札でせっちゃんをだまくらかして、隠密の札で姿隠して、葬儀場におる、お父はんの気配を探って転移の札で葬儀場へ忍び込んだんや。

棺を霊視すると未だ士郎はんの魂が体に繋がっていたんや、其処で原作では、お母はんが亡くなっていたので、その時の為に作っておいた、反魂の護符を懐から出して士郎さんへ貼り付けたんや。

御札の威力で魂が安定して体に戻るのが判ったので、脳細胞とかが壊死しないように全回復の札を更に張って一晩放っておいたんや。

お父はんが葬式に参加しているので、式神をお父はんに憑かせて監視していたら、お坊さんの読響中に棺桶の蓋が勢いよく跳ね飛ばされて、死に装束姿の士郎はんが出て来たんや。

「俺はどうしたんだ?」
開口
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