濁り銀
怯銀
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「褒めてねーぞ!?」
今頃彼はどうやってこの子たちを片付けるか考えているはずだが、
「無駄よ、その子達は倒されない。」
「やらなきゃ分からないだろ?」
「そう……。なら、足掻きなさい。殺せ。」
『グオオォォォォ!!!!』
「行け。」
「くっ!」
粗野ながらも素早く動くゴーレムに翻弄されている死神は果敢に剣を振るう。
「それでもっ!オレはあきらめない!」
「そう……。なら、彼女たちが潰れるのを見ているといいわ。」
「いたいっ!いやぁぁっ!」
「うぁぁっ!」
「セリナ!エリザ!がっ!?」
彼女たちの苦痛の声に気をとられった死神はゴーレムの攻撃を受けそこね、剣を取り落とし地面に転がった。
止めを刺すために腰に差した短剣を抜いて近寄る。
「さよなら、死神さん。違う出会い方ならあなたを好いたかもしれない。」
「あきらめて、たまる、か!」
「まだ、足掻くの?いい加減……。」
「いや、だ。」
「っ!」
どうやらまだ動けるらしい。彼の喉に剣を突きつけて正確に喉元を狙う。
だが、突然死神からプレッシャーが放たれ持っていた短剣が弾き飛ばされた。一旦ゴーレムの後ろに飛び退き様子を見る。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ