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無限の赤龍帝
箱庭で修行3
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閉じて、もう一度開くと禍々しい気配が立ち込め、瞳が怪しく光る。

「私の両目はバロールの死眼。貴方の使役する子は耐えられるかしら? くすくす」

「耐えるさ」

「ちょっとっ、勝手にっ!」

「良いからやるわよ。それとも、アンタは私が簡単に負けると思ってるのかしら?」

「いや、そうじゃないけど……」

「どうせこっちに居ても暇なのだし、刺激が欲しいのよ!」

「もう、どうなっても知らないからね!」

そして、ギアスロールが表示された。今回はお互いが使役する存在に魔力を送ったり支援をして戦う形式だ。対戦相手はプレイヤーがジンで、使役者がペスト。対する俺は、俺がプレイヤーで、使役者は……

「君に決めた! 行け、オーフィス! 勝てばたっぷり遊んでやる」

「……任せる……いっぱい……頑張る」

闘技場の真ん中でペストとオーフィスが対峙する。それと同時に1人に連絡を取る。

「ドライグ、開始と同時にブースト開始」

『了解』

「おんしら、面白い事をしておるの。連盟旗にも描かれておる無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)対黒死斑の御子(ブラック・パーチャー)か」

母さんが呼んでない黒ウサギまで連れて来た。

「白夜叉様、この戦いは止めてください! 2人に暴れられたら大変な事になるんですから!!」

「よい。わしがゲーム盤を提供してやるわ。むしろ、黒ウサギはジャッチをせい」

「うぅ……ジンぼっちゃま……」

「諦めよう……こうなったらやるしかない」

「わかりましたよ!! ええ、この黒ウサギ、全力でジャッチさせていただきます。それとどうせなら盛り上げさせていただきますよ!」

黒ウサギが何やら操作すると、アナウンスが入った。

『これより、兵藤一誠対ジン・ラッセルの使役獣バトルを開始致します。使役獣は互いに3体までとさせていただきます。上空に映像を出しますので、皆様、どうぞお楽しみください。なお、ゲーム盤を白夜叉様より提供頂きましたので、被害が出る事は有りませんので、ご安心ください』

「では、移動するかの」

母さんが手を叩くと、ゲーム盤へと俺、オーフィス、ジン、ペストが移動した。

『挑戦者である一誠さんはなんと、一体だけで挑むようです』

『むしろ、十分面白くなるの』

『開始は少しお待ちください。現在、賭けが行われているそうなので、運営のお三方からストップが入りました。全く、あのお三方は……』

『当然じゃな。収益は東の発展と孤児への支援に当てられるからの』

『あ、現在はジンさんが7対3で優勢みたいですね』

「ふふん」

「……?」

そして、結局このまま30分後に集計が終わったようだ。

『それでは、バトルスタートです!
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