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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第35話 白銀と漆黒W
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たい衝動に苛まれた。その書かれていた説明とは。
『このアイテムのポップアップメニューから使用を選ぶか、あるいは手に保持して《蘇生:プレイヤー名》と発生する事で、対象プレイヤーが死亡してからその効果光が完全に消滅するまでの間(およそ10秒間)ならば、対象プレイヤーを蘇生することができます』
その、リュウキがいっていた後付という言葉。もう、それが何処なのか、判るだろう。(およそ10秒間)と言う一文だ。
その10秒間がアバターが四散してからナーヴギアがマイクロウェーブを発して生身のプレイヤーの脳を破壊するまでの時間だと考えられる。
「かやば………あきひこっ……」
リュウキ自身が、ここまで誰かに憎しみを殺意を感じたのは、何時だっただろうか。
人の命の尊厳を踏みにじるようなこの一文。恰も、『助けられる』そう匂わせ この文章を見せた時の絶望。
――……お前は……、この世界の何処かで見ているというのか?
――……鑑賞し、ほくそへんでいる……とでも言うのか?
――……なら……出て来いよ。
――……あの時に言っただろ……?『良いライバルになれるかもしれない』と。……だがあの時、言ったよな?
―――……良い思い出になるかどうかは保障しないと。
極長剣にリュウキの意志が宿ったかの様に、どす黒いオーラを放っている様な感じがした。
(お前はこの世界のどこか……絶対にお前はいるはずだ。そう……恐らくはこの城の最上階。その玉座に座して待っているんだろ……?)
「………そこまで必ず行く。……待ってろ」
ギリギリッ……と、柄を握る手に不自然に力が込もった。体全体に、熱が篭り激っている自分を感じていた。
そしてキリトの方を見る。キリトは、足元が……覚束無いようだ。それを見たリュウキは、決して今の怒りを忘れない様にしつつ、どうにか、自分の身体の奥底へと追いやると。
「行こう……キリト。」
キリトの肩に触れた。
「………………ああ。」
キリトは、頷くと、リュウキの手を借りつつ 起き上がった。おそらくはキリトも同じ気持ちなのだろう。その身体は震えている。そして、感じる。絶望よりも怒りの方が優っている事に。
そして、2人は クラインたちのいる場所へと戻った。
戻った先、森の中。そこには もう、あれだけの数がいた聖竜連合のメンバーはいなかった。その場に留まっていたのは、クラインたち風林火山のみだった。
そのリーダーのクラインのみがHPをキリトやリュウキに劣らずほどに減っている様に見えた。
そしてかなり、疲弊もしているようだ。
どうやら クラインは仲間を背負い、1対1のデュエルで決着をつけたんだと推察された。聖竜連合のメ
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