暁 〜小説投稿サイト〜
武で語るがよい!
IF〜魔法少女メディカルシャマル
出会いは着信コール?
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共、そう言うセリフは数秒前の自分の行動を考慮して言おうな?
お前等が何か知ってるのは分ってるんだよ、明白なんだよ。

……しかし、こんな調子では時間が掛かる。
―――なら、やることは一つだな

―――見聞色の覇気。

《ゆずこちゃんが呼び出した原因だなんて、口が裂けても言えないの》

《というか……神田を帰す方法が分らない……どうしよう》

「…………」

手の中に居る二人の天使は、冷や汗を掻きながら俺を見つめる。
俺はそんな二人の拘束を解き、解放する。
何で拘束を解いたか? 決まってるじゃないか……そうしないと拳がつくれないだろ?

「あ、もう〜神田君! ナノハちゃんとフェイトちゃんをイジメないでよ!
神田君の気持ちを考えたら、イライラするのは分るけど! 人に当たったらダm―――」

「お前のせいじゃねぇーーかぁ!!」

―――ゴチーン。
と、繰り出したのはガープ中将の秘儀『愛の鉄拳』
ガープ中将がルフィーやエースの頭に拳骨をくらわせたアレだ。

「い……い……」

頭にクリーンヒットした場所を神楽井は両手でそーと押さえる。
そして…顔は痛みで歪み、目元には大粒の水溜りが出来ていく。

「いったぁぁぁーーーいぃぃ!!」

深夜だというのに神楽井は我慢できずに泣き叫ぶ。
そのボリームは防具スキル耳栓……いや、高級耳栓が必要なぐらいだ。

「大丈夫!? ゆずこちゃん!」

「確りして、ゆずこちゃん!」

痛みのあまり、その場に倒れ込んで”ゴロゴロ”と転がる神楽井に看護天使が駆け寄る。
神楽井……原因は俺かもしれんが、はしたないから転がるのはやめろ。 
何か……スカートが捲れて、可愛らしい逆三角形が見えてる……色は―――

「はッ! フェイトちゃん!」

「うん! ナノハ!」

神楽井の頭にかっとばんを貼り付けた後、二人は高速で俺の目の前へとやって来る。
もう、本当に目から2センチぐらいの距離だ。

「てりゃあぁ!」

「チェリオー!」

何か…可愛らしい声をあげているが、やっている事はグロイ。
何故なら…彼女達は俺の目ん玉に渾身の一撃を打ち込んでいるのだから。

「い、いってぇー!? め、目がぁ!!」

ムスカ大佐の如く、俺は吼える。
その場に倒れ込み神楽井と同様に”ごろごろ”と転がる。
あ……あいつ等…なんて事しやがる、一歩間違えれば失明ものだぞ!

「大丈夫! ゆずこちゃん!」

「もう、安心していいよ!」

看護天使達は神楽井の方へと駆け寄る。
どうやら俺を治療する気はないらしい……無責任な天使だ。

俺は目が痛む中、これまでの経緯を思い出す。
前世はコンビニでアイスを買おうとして死んだ。
今回はコンビニでア
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