IF〜魔法少女メディカルシャマル
出会いは着信コール?
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いよ、別に!
医療は難しいし、神田君がそう言うのも無理ないよ」
少女は俺の肩へと手を乗せ、語る。
医療が難しい……この歳でその発言ができるなら努力をしてきに違いない。
「いや……君は努力をしてきんだろ?
自分の夢の為に、人々を救う為に……母親の為に…
俺はさぁ……努力してきた事をバカにするようなヤツは大嫌いなんだ。
それを俺はやっちまった、だから謝らせて欲しい―――本当にごめんなさい」
頭を下げ続ける……。
そして、数秒後にそっと頭に手を置かれる……数は3つだ。
「いいよ、許してあげるね」
「にゃはは、私も許してあげるよ」
「わ、私も……」
頭を下げ、女の子3人に頭を撫でられる。
カッコ悪いな……だが、悪い気分じゃない。
「ありがとな、3人とも」
俺の顔は自然と笑顔になり、はにかむ。
それを機転に3人も笑顔となり、笑い声が漏れる。
やはりこういうのは……悪くないな―――
■
運動公園で笑い合った後、俺等4人は神楽井ゆずこの家へと向かう事に。
そして、その道中に色々と情報交換をおこなた。
まず、この世界は俺の居た世界とは違うという事が分かった。
そしてこの世界は光の医療界や闇黒医療界があるとのこと。
シグナム達、ヴォルケンリッターは闇黒医療界側の人間で悪人側らしい。
神楽井ゆずことナノハ、フェイトは光の医療界の人間、簡単にいうと正義の味方だ。
もうこの世界は【魔法少女リリカルなのは】ではない、別の何かだ…
何が原因でこうなったか……絶対あの着信だろって事になり、あの3人を問いただした。
『あ、あはは……』 『にゃ、にゃはは……』
フェイト、ナノハは露骨に目を逸らし、乾いた笑い声をあげた。
神楽井は『?』な状態だったので恐らく事情が分かっていないのだろう。
で、とりあえず今は事情を知ってそうなこの二人から、情報を取り出そうと奮闘中。
「で、誰のせいでこんな事になってんの?」
「にゃあぁ! 頭がぁー!」
「グリグリしないでぇー!」
彼女等を中指から小指を機用に使って拘束し、親指と人差し指で頭をグリグリする
若干涙目になってるが、気にせず続行する。
「ちょっと、神田君! もうやめてよ!
ナノハちゃんとフェイトちゃん、もう涙目になってるんだよ!?」
神楽井は俺の両手に自分の手を差し込み、二人をグリグリできないように奮闘している。
だが、力及ばずナノハとフェイトは未だ頭の痛みから解放されていない。
「いや、だってこの二人が話さないんだもん」
「わ、私達も、原因はよく分らないの!」
「そ、そうだよ。
だからもう、グリグリしないでぇ!」
二人は必死にそう訴える……けどな?
二人
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