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ソードアート・オンライン〜冥界を司る女神と平和の創り手〜
第6話 バイト
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「秋人、朝よ。起きなさい」
目を覚ますと目の前に詩乃がいた。
詩乃とはお互いに合鍵を渡してあってこうして互いの部屋を行き来できるようになってる。
詩乃は毎朝こうして俺を起こしに来てくれる。
こうやって毎朝誰かに起こしてもらうのは良い物だな。
「おはよう、詩乃」
「おはよう、朝御飯できてるわよ」
テーブルにはスクランブルエッグとソーセージ、トーストにコーヒーと洋風の朝食が出来ていた。
「サンキュー、早速食うか」
「その前に顔を洗いなさい。後、寝癖も付いてるわよ。服も着替えなさい」
お前は俺の母親かっと言いたくなる気持ちになる。
その後、顔を洗い、寝癖を直し、服を着替え、詩乃と朝食を摂る。
「ねぇ、秋人はアミュスフィアを持ってるわよね?」
「ん?持ってるけど?」
急にどうしたんだ?
「あれっていくらぐらいする?」
「ん〜と、確か、3万5000だったかな?」
「さ、3万5000………」
「ソフトも安いので5000円はするから、ソフトも買うとなると4万と少しはいるな」
「そ、そんなにするんだ……」
詩乃の様子がおかしいな。
ん?昨日の銃を握る発言、アミュスフィア…………まさか
「詩乃、もしかして、GGOするつもりなのか」
「…………ええ。昨日、図書館の閲覧室で新川君にあったのよ。その時、私、『世界の銃器』っていうタイトルのグラフ誌読んでて、ちょっと勘違いされたのよ。その時、GGOをやらないかって誘われてね」
新川って確か同じクラスの奴だよな。
痩せてて小柄な男子の。
「でも、いいのか?だってあの世界にはあの銃もあるぞ?」
「だからよ。GGOに行ってあの銃を持った敵とあってもし、そいつに勝てたら私はあの事件を受け入れることが出来そうなの」
詩乃の決意は見てる俺にも十分伝わってくる。
これは、誰にも止められそうにないな。
「………分かった。詩乃がそう思うなら俺は止めたりしない」
「ありがと。ところで、秋人もGGOやってるの」
「ああ、やってる」
「GGOのソフトはいくらぐらいするの?」
「あれは、6800円だった」
「そう、どうしよう」
「足りないのか?」
「ええ、圧倒的にね」
そっか……………俺が出してもいいんだけど、詩乃の性格からしてそれは断りそうだな。
「なら、バイトしてみたらどうだ?」
「してたわよ。でも、遠藤たちが………ね」
「なるほど」
大方、遠藤達が詩乃ことをなんらかの方法でバイト先に教えたんだろう。
ん〜〜〜〜〜〜、そうだ!
「詩乃、なら、俺のバイト先でバイトしてみるか?」
「え?」
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