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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
救いの手 涙の癒やし
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た子がいないの」

「子?もしかして赤と黒の服の子?」

「うん、お父さんを助けてくれたの」

周りは首を傾げているが、士郎は冷静に考える。

「その子の名前は?何か言っていたかい?」

「ふぇ?えーとぉ……名前は聞いてないの…。
でも、確か願いを叶える者って言ってたよ」

「願いを………そうか、いつかまた会えるかな?
その時はお礼を言わないとな」

「うん!」

そしてなのはは思い出す。
ユウジに言われたことを、自分の考えが間違っていた事を。

「あっ……あのね、お母さん」

「なあに?なのは?」

なのはの母、高町桃子は涙を拭いながらなのはを見つめる。

「実はね……………………」

なのはは話す。
士郎が入院してからの自分のこれまでについて…。











その様子を窓の外、1km程離れた場所からユウジは見ていた。



「ふむ、これで大丈夫かね?
一応言伝は高町士郎の懐に入れといたし問題ないだろうし。
さて、食料調達に行きますかね…」

そうつぶやいて屋根から跳躍。
スーパーへと向かって歩き出すのだった。






スーパーが閉店していたのは別のお話 。
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