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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
抱え込む少女2
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ればお父さん帰ってくるってお母さんが言ってたの!
だからだからお母さん達に迷惑かけないように一人でいたのに!
邪魔しないでよ!ほおっておいて!」
少女は息をきらしてハアハア言っている。
しっかし、良い子…ね。
最近の子供は健気と言うか、思想が激しいと言うか…。
「ふむ、残念だが君の[良い子]という概念は間違っているな「!?」
子供に置ける良い子とは、大人しくすることではなく親等に甘える事で成り立つ。
君は自分がいらない子だと勘違いしてはいないか?
もし良い子で居ようとするのなら親に甘え、よく食べ、よく寝る
それが一番だと俺は思うがね?」
少女は頭が追い付かないようで困惑の表情を浮かべやがて静かに言い放つ。
「じゃあ……何が…あなたに何ができるの?」
「君と君の家族の間を救うことができるな」
即答で言ってやった。
「何でそんなに…「悲しみの念を見過ごせないんでね」…悲しみ?……念?」
子供には難しい言葉だったかな?
まあ、軽く自己紹介でもしておこうかね。
「俺は…そうだな…願いを叶える者。
俺にできる範囲でだが、出来ないことはほとんどないよ」
俺にも嫌いな物とか苦手な物はあるからな。
そして再度俯いている少女は、やがて俺のの目を見て言った。
「じゃあ…助けてよ……お父さんを助けてよ…」
涙を堪えるように弱い声で願う。
ソレを聞いたら黙ってはいられない。
「承った…じゃあ早速案内してくれないか?その親の所に」
そして二人は病院へ歩き出した。
道中言葉をかわさずに、ただ黙々と歩いた。
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