出会い
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、衰弱しているだけでちゃんとした餌を与えて数日も休ませれば元気になるそうだ。ちなみに保護した動物はフェレットらしい。ついでにピグモンはフェレットの側を離れようとしないので動物病院の方で一緒に預かってくれるそうだ。一応、GUYSの方にも連絡は入れるそうだが友好怪獣と言われるピグモンは危険性がほぼ0で居場所を確認されてマーカーをつけられれば街中に居ても問題無いのだ。その後はアリサ達が習い事に行くので動物病院の前で別れた。サキも久しぶりに家族が揃うらしいので早々と帰ってしまったのでオレ達も翠屋の手伝いを行ない何事も無く就寝した。その日は何事も無く終わると思っていたのだが、そうも行かなかった。就寝してからしばらく経った頃、再び念話が届いた。今度はしっかりと助けてくれと。隣で寝ているはずのなのはは偶然起きていたのか、オレを起こさないようにこっそりとベッドから起きあがり着替えて部屋から出て行った。窓から外を見ると動物病院の方に向かって走っている。
「やれやれ、いつもアレ位簡単に起きてくれれば楽なのにな」
オレはナイトブレスを使用してバリアジャケットを展開し、正体を知られるわけにはいかないのでアーブギアを纏って空から後を追いかける。何事も無くなのはは動物病院に辿り着き、そいつは現れた。
「なんだ、アレは?」
そいつは黒い靄のような塊でありながら実体があるらしく、病院を壊して外に飛び出して来た。そしてそいつは放課後に保護したフェレットを狙っているようだ。正確にはフェレットの首にある宝石のようだが、問題はそこではない。フェレットが逃げ出した方向にはなのはがいる。
「させん!!」
ナイトブレスからブレードを展開し、上空から一直線に化け物の頭部目掛けて振り下ろす。なのはの目の前でスプラッタな光景は見せたくなかったが仕方ないと思っていたのだが、ブレードは空を切る。おそらくだが本体が小さいのだろう。化け物はオレに驚き後ろに跳躍して距離を離す。
「少女よ、早く逃げろ!!」
「えっ、あっ、はい」
一瞬だけ後ろを振り返り走り去って行くのを確認する。その手の中にはあのフェレットが居る。出来ればフェレットは置いて行って欲しかった。
「さて、あまり時間をかけられないな」
化け物が動物病院を破壊したときの物音で周辺の住人が異変に気付いている。このままでは姿を見られる可能性がある以上すぐにでもこの場を離れる必要がある。オレは右手を掲げ、ナイトブレスの力を解放する。そこに魔力を加え、両手を十字に組んでナイトシュートを放つ。ナイトシュートは化け物の靄を吹き飛ばし、青い宝石だけが残った。
「こいつは、確か原作で集める事になる宝石だったか?」
そこそこの高エネルギー(ウルトラマンに比べるとの話)を内包するそれを集めていた理由までは
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