出会い
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
、見た目の好き嫌いなんだから別に良いでしょ。これを言い出したらなのはのゼットンとか最悪じゃない」
宇宙恐竜ゼットン程世界中の人々に知られている怪獣は居ない。(バルタン星人は宇宙人なので除外)
かつてウルトラマンを敗った事がある為に侵略宇宙人が良く地球に持ち込むのだ。亜種、というかパワード版のゼットンやスリムになって運動性が上がった様な個体なども見られる。そこら辺の事情をサキの父親に聞いてみたのだが、ゼットン星人にとってゼットンは最大の武力である以上惑星1つを丸ごと使って牧場を経営しているそうだ。その中でもかなり優秀な部類に入ったゼットンがウルトラマンを倒した。それを聞きつけた戦闘が苦手な侵略を企む宇宙人達がゼットンを買い付け、自分たちの星に連れ帰って飼育して行った結果、微妙な差異が生まれ始めたそうだ。ちなみにゼットンの販売によって大金を得たゼットン星人達はそれを使いマグマ星人から自分たちが移住出来る星を買い取った為に侵略行為を行なわなくなり、ゼットンの飼育を行なう傍ら、各星系の特産物の買い付けや販売を行なう交易宇宙人に変化して行ったそうだ。それでいいのかゼットン星人。
余談だが一番大量にゼットンを買い付けたのがバット星人らしい。おそらく何処かでハイパーゼットンを育成していると思われる。できれば早急にバット星人を殲滅したい所だが地球には一度も姿を見せていない。しかも母星が何処にあるのか分からないのも問題だ。手のうちようが無いオレはとりあえず育成に失敗するのを祈っておく。
ちなみにゼットンとの遭遇率は1年間に2体程度、それが10年前から続いている。1兆度の火球の所為で被害が恐ろしい程広がる上にかなりタフな事もありGUYSからはかなり嫌われている。それからゼットンは意外と器用だ。ウルトラスパークをキャッチして投げ返された事がある。光線の吸収は個体によって吸収出来る量が異なるみたいでスペースQを吸収出来る個体もあればデラシウム光流で倒せる者もいる。そこら辺の見極めが難しいが戦闘のパターンは決まっているのでそこまで苦戦する事も無い。スランプ時に殺されかけたけどな。ウルトラマンをも苦しめた首締めは本気でヤバかった。
「1体毎に個性があって楽しいんだけど」
「まあペットみたいに飼い主には従順よね。小さくて火球を出さないんだったら飼っても良いんだけど」
「一応恐竜だから一般人で飼えるのかが疑問だがな。うん?」
「あれ?」
「おろ?」
「「どうしたの?」」
オレとなのは、それにサキが念話かテレパシーを感じ取り足を止める。
「今何か聞こえた?」
「サキもか。なのはもそうなのか?」
「うん、あっちの方から」
なのはが指を指した方角はちょっとした森になっている場所だった。
「……かなり嫌な予感がする
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ