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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
コラボ
コラボ『剣製の魔法少女戦記&F/mg』第一話 魔法使いがやってきた!?後編
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いるんですか?」
「知っているわよ。でも私はあまり会う機会はなかったからそんなに詳しいわけでもないけどね」

 ようやく現れたけど士郎君と同じ秘密が多い人。

 なかなか思い通りに情報は集まらないものね。

 そのあとシホさんの作った昼食を御馳走になり、会談は終わった。

 それにしても士郎君もそうだけど、シホさんの料理も素晴らしかった。

 料理がうまいのも遺伝的なモノなのかしら?




side 士郎

 昼休みなり、弁当を開く。

 昼食時は相変わらず俺となのは、フェイト、アリサ、すずかの五人で弁当を広げる。

 まだ屋上は寒いという事で教室で弁当を広げたのだが

「あれ?
 士郎君、今日のお弁当いつもと違う?」

 なのはが目ざとく気がついた。

 俺とシホの違いなのか、弁当の盛り付け方も当然違う。

 そしてなのは達は俺の弁当とフェイトの弁当を見比べるが当然違う。

 というのもプレシアが作る時俺とフェイトの弁当の中身は当然同じになる。
 だが俺が作るのとも違い、フェイトの弁当とも違うとなると

「もしかして、今日のお弁当ってシホさんが作ったの?」
「ああ」


「シホさんもライバルになるのかな?」
「親戚って言ってたし大丈夫じゃない?」
「でも士郎だし」
「うん。油断はできないよ」

 なのは、アリサ、フェイト、すずかが俺の返事に何やら集まってコソコソ言っているがなんだ?

 その時

「なのはちゃん、さっき言ってたシホさんってどんな人か教えてくれない?」

 なにやら興味津々と言った感じでクラスの女子が食いついてきた。

「シホさん? 士郎君の親戚のお姉さんで赤みがかった銀髪のすごい美人だったよ」

 なのはの言葉にクラスの男子達の雰囲気が変わった。

「美人の親戚のお姉さん」
「また衛宮なのか、またなのか」
「ふふふ、奴ばかりいい思いを」

 ああ、このパターンか。
 男子達の食事ペースが上がったのを見て確信する。

 俺も食事のペースを速めて、食べ終え、弁当をしまう。

 それとほぼ同じくして男子達が立ち上がる。

 そういえばこの鬼ごっこも久しぶりだな。
 そんな事を考えながら、一気に走り走り始めた。



 学校から家に帰ると

「ん? なんだ?」

 俺とは違う魔力の残滓を感じた。

 これはシホの部屋か?

 シホの部屋に入ると魔法陣が刻まれた部屋。

 魔法陣が動作した痕跡がある。

「まったく、帰るなら帰るで挨拶の一つでもしていけというのに」

 なにも言わず戻った別世界の俺に文句をつぶやきながら、部屋を後にしようとする。

 その時、再び輝く魔法陣。
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