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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
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コラボ『剣製の魔法少女戦記&F/mg』第一話 魔法使いがやってきた!?後編
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させる。
 それでも

「はあっ!」

 アルトリアの横薙ぎで腰をおろし、しっかりと大地につけていた足の接地感が薄れる。

「くっ!」

 一秒にも満たないわずかな時間。
 だがそれだけの時間があれば、アルトリアがさらに一撃を振るうには十分過ぎた。
 下からの斬激を受け流そうとするが、万全でない状態で完全に受け流せるはずもなく。

 金属の甲高い音を響かせて、右手の剣は弾きとばされ、返す刃は俺の首に突き付けられていた。

 そして、風切り音と共に弾き飛ばされた剣は落ちてきて大地に突き刺さる。

「ふむ、子供の未成熟な体ながら大したものです。
 このまま精進を続ければいい剣士になれるでしょう」
「せめてアルトリアに冷や汗の一つでもかかせることが出来ればいいんだが」
「そう簡単にはいきません。
 さて、続けますか」
「当たり前だ」

 大地に突き刺さった剣を抜き、アルトリアの改めて向かい合う。

 そして朝食の時間の直前まで剣を交えるのであった。


 朝食の前に汗や汚れた土を落とすためにシャワーを浴びて制服を着てからリビングに向かう。
 そこには

「いいタイミングね」

 丁度準備が出来たのだろう。
 ご飯をよそっているシホとテーブルについているプレシアとアルトリアとネロが待っていた。

「おはよう、プレシア、ネロ」
「おはよう、士郎」
「おはよう」

 シホも丁度最後のお椀にご飯をよそっていて手伝う事もなさそうなので、俺も席につく。
 テーブルにはハムエッグに味噌汁、ご飯にサラダという和洋が混ざった食事が並んでいた。

 最後にシホが席に着き

「「「「「いただきます」」」」」

 挨拶をしてから食事を始める。

「やっぱりシホさんは中身は士郎なのね。
 士郎に負けずの味を出しているわ。おいしい」
「あぁ、確かにうまいな」
「シホの料理は久しぶりに食べましたがやっぱりうまいですね」
「さすが奏者だな」
「お褒め頂きありがとうございます」

 食べ終わったとシホと並んで食器を片づけている中

「あ、士郎。ちょっといい?」
「ん? なんだ?」
「昨日泊まらせてもらった部屋に魔法陣を敷いてもいいかしら?
 手は早めに打っておいたほうがいいと思うから」
「ああ、構わない。
 好きに使えばいい。
 ただし地下と鍛冶場には触れないでくれよ?」
「了解。テーブルに士郎とプレシアのお弁当置いてるから忘れないでね」
「わかった。ありがとう」
「気にしないで」

 それからプレシアが一足先に家を出て、俺はまだ少し時間があるのでシホの淹れた紅茶を飲んで過ごす。

 そういえば昨日、フェイトにシホが会っているという事はリンディさん達にシホ
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