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Magical Girl Lyrical NANOHA− 復元する者 −
第6話 母の願い・妹の誓い
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「私、頑張って…練習して、経験積んでいくから・・・・少しでも、早くジュエルシードを回収出来る様に頑張るからーーーー」
「うん・・・・」
サクラちゃんが私の言葉を聞いて頷き返してくれる。
見守るように慈愛に満ちた笑みを向けて、話を聞いてくれる。
其れが、とても嬉しくなる。
きっと彼女は私の言いたい事を理解しているのだろう。
だから、自然に言葉を紡ぐ事ができる。
「だから……教えて!……私に魔法の上手な使い方!」
あの子と……悲しい瞳をする少女と話せるように。
双子の兄に……葛葉にこれ以上、心配も迷惑も掛けさせないために……!
「私に……魔法を教えて下さい!」
私は二人?と愛機に頭を下げて頼む。
昨日も同じ事をユーノくんとレイジング・ハートには告げたがサクラちゃんにはまだだった。
私の言葉を聞いて、サクラちゃんは優しい笑みが強くなる。
全てを包み込む母の様な微笑み。
サクラちゃんが座っている私に視線を合わせる様に屈み込む。
サクラとなのはの視線が交じりあう。
その瞳の奥にある確かな意志を確認する。
そこに見た意志を確認すると、サクラはなのはを抱き締めた。
「ふぇ!?」
「なのはちゃん……」
サクラの急な行動に慌てふためく。
優しく抱き締められながら混乱するなのは。
そんな、なのはにサクラが優しく語り掛ける。
「大丈夫。なのはちゃんの"想い"は確かに受け取ったよ……だから教えて上げるよ、私もユーノくんも、なのはちゃんに"魔法"の正しい使い方……戦い方を」
元来、『魔術』と『魔法』は似て非なるモノ。
然れど、その運用方法に大した違いはない。
「だけど、なのはちゃん……一つだけ約束してくれる?」
「約束?」
「そう……約束」
此れから腕に抱いた少女が歩む道は苦しいモノとなる。
偶然とはいえ、魔法と出会い、類い希な才能をもった自分の主の妹であり、友人でもある少女の事を想い言葉を紡ぐ。
「どんな事が合っても、自分の『決断』した事なら迷わず貫いて欲しいんだよ。例え其れが善であろうと、悪であろうと、なのはちゃんの心の思うまま……最後まで」
「ーーーー」
静かに諭すように語り掛ける。
サクラに抱きしめられたまま、大人しくなのはは耳を傾ける。
「そうすれば、なのはちゃんは強くなれるよ。あの子よりも、マスターよりも」
「本当?」
「うん!本当だよ」
サクラはなのはを身体から離すと、彼女の前に小指を差し出す。
それは指切りの仕草である。
「だから、約束してくれるかな?自分の心に……自分の想いを貫き通すって」
「うん、約束するよ!サクラちゃ
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