暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン24 青い瞳は何を見る
[2/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、と思いながら慌てて振り返ると、そこにいたのは銀色を基調としたスーツを着て、仮面をかぶって素顔を隠した怪しい男。腕にデュエルディスクのような何かをつけているところからいって、この人もデュエリストみたいだ。えっと、どっかでこの人見たことあるような………。

「カイバーマン様!」

 ああそうだ正義の味方カイバーマンだ、ありがとうおジャマ・イエロー。って、そうじゃなくて。

「いったい俺らをこんな所に連れてきて、どういうつもり?待てよ、もしかしてセブンスターズの!」
「ごちゃごちゃ騒ぐな。デュエルをすればすべてわかる、貴様らは常々そうほざいているそうではないか」

 …………貴様らって、その極論言ってるのは十代だけなんだけどなぁ。僕はいまだにカミューラのこともサイコ・ショッカーのこともわからないしそんなもんわかりたくもないぞ。確かに、わかるようになった人も多いからあながち間違ってはいないんだけどさ。でもまあ、とりあえずデュエルを売られたのだけは理解できた。ならば、とディスクを起動させようとすると、カイバーマンはユーノの方を指差した。

「そこの貴様、何を悩んでいる。ひとつ教えてやろう、負け犬は自力で這い上がらん限り負け犬のままだ。俺は特に興味もないが、貴様らにも何が起きたのか見せてやろう。来い、ミラージュ!」

 カイバーマンの声に応えて、さっきまで後ろの方からこっそり僕らの方をうかがっていたモンスターの1体、鏡を抱えたでっかい鳥が器用に飛んできた。

 ミラージュ
通常モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1100/守1400
手にする鏡から仲間を呼び出すことのできる鳥のけもの。

 ミラージュの鏡の中を覗き込むと、そこには夜が写っていた。夜の森で、ユーノと……誰だこれ。シルクハットにマントを着たなかなかの怪人がデュエルを始めていた。とりあえずシルクハットマンと呼ぶことにする。あ、これ音声も入るのね。

『『デュエル!!』』

 先攻を取ったのは、シルクハットマン。一体何が起きてるんだろう。

『私は魔法カード、闇の誘惑を発動。カードを2枚ドローし、ネクロフェイスを除外する。そしてネクロフェイスの効果で、お互いデッキトップのカードを5枚除外する』

 闇の誘惑
通常魔法(制限カード)
デッキからカードを2枚ドローし、
その後手札の闇属性モンスター1体を選んでゲームから除外する。
手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。

 ネクロフェイス
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/アンデット族/攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、
ゲームから除外されているカード全てをデッキに戻してシャッフルする。
このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻したカード
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ